広がるAIによる「新規ビジネス」。これからのAIエンジニアが果たすべき役割
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AIの技術進歩が進み、ビジネスにどう実装するかという「対人間」的な側面を考える必要が高まってきました。
今回の記事で取り上げたのは、AIを活用した資産運用へのアドバイスサービスです。相手が人間だと、どうしても自分の年収や資産構成について正直に話すのを躊躇ってしまいますが、AIがヒアリングをカバーし、具体的な商品提案は人が行うという設計です。
AIが支配的になるのではなく、人を手助けし援助するAIというNECの考え方が、今後どのようなサービスを生み出していくのか、そのためにどのような人材が必要とされるのか。
本記事が次のAIの活用法について考える一助になれば幸いです。Claude InvestorやBloomberg GPTが注目を集めたように、世界的にも金融×生成AIは大きな関心事です。
実体経済の中で地道に働くことはもちろんですが、それだけでなく、資産運用による金融経済的価値創造も行っていくことで、バランスのとれた資産形成をしていくべきだと、多くの方が気付いています。
NECが個人資産運用相談のAI事業に乗り出すのは、納得できますね。
AIはあらゆる業種において共通の必須スキルとなり、そこに専門性を掛け合わせるのが当たり前。そんな時代がすごい勢いで浸透していると改めて実感しました。この記事の中でもさりげなく書かれていますが、AI(生成AIを含む)を扱うために必要なスキルセットは今後プロンプトエンジニアから業務&AIコンサルに移っていくと思います。
使うのが人間である以上、数値で割り切れないもの(感情とか時代の流れとか)の理解と定期的なアップデートが必要となりますし、何より数値で見えない「業務」を理解した上で設計できないと、AIがブラックボックスであるがゆえにとんでもない回答を返してきたりします。これは個人的な経験上そうでもあるのですが、同じようなことで悩んでいる人は結構いるのではないでしょうか?
と考えた場合、プロンプトエンジニアリングブームがひと段落した現在においては、いかにAIと人間の間を仲立ちできるかをより多く求められるようになると思います。人間の思考の枠組みや行動(業務)を理解した上でAIにデータを渡し、さらに返ってきた回答が正しくなるようチューニングできる…そうした技能を持つ人は限られてくる(業務の経験がありかつAIに興味を持って取り組める人はそう多くない)ので、引く手あまたになりそうです。