今のあなたにぴったりの電車は?―モバイル&アナリティクスが結ぶ旅路
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「ミステリーの『時刻表トリック』が成立するのは日本だけ」と冗談のようにいわれるが、日本と海外では列車の運行についての常識がまるで違うことを考慮に入れてこの記事を読む必要があるかもしれない。
ユーロスターや仏TGVでは定時運行率は90%以上と喧伝されるが、 遅延の許容範囲はプラスマイナス13分以内(26分の幅がある)。
一方、東海道新幹線では、定時運行率95%であり、この数字だけからでも差は明らかなのだが、さらに注目しなければならないのは、遅延の範囲がプラスマイナス1分以内であるということ。
日本人の感覚では、欧州の列車を「正確な時刻には来ないし10本に1本は遅れるのか」と感じてしまうだろう。その他の列車もほぼこの水準以下であるとすれば、日本の常識を前提に作られた乗り換え情報アプリでは対応が難しいと考えられる。欧州の常識を前提に作られたアプリが、どれほど利便性を高めてくれるのか、実際のところを早く体験してみたい。