[ニューヨーク/ワシントン 20日 ロイター] - 外国為替相場の不正操作問題で、当局は米JPモルガン・チェース<JPM.N>、米シティグループ<C.N>など大手銀行5行に対しおよそ57億ドルの制裁金を科した。米司法省が20日、明らかにした。このうち4行は米国で有罪を認めることで合意した。

JPモルガン・チェース、シティグループはそれぞれ5億5000万ドル、9億2500万ドルの罰金を支払う。

英バークレイズ<BARC.L>は6億5000万ドル、英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>は3億9500万ドルを支払う。

司法省によるとスイスの金融大手UBS<UBSN.VX><UBS.N>も今後、有罪を認める。

57億ドルには米連邦準備理事会(FRB)が5行に科した罰金16億ドルも含まれる。

バークレイズはこれとは別に、ニューヨーク州金融サービス局、 米商品先物取引委員会(CFTC)、英金融行動監視機構(FCA)と和解するため13億ドルを支払うとしている。

ニューヨーク州金融サービス局によると バークレイズは合意の一環として、指標金利の不正操作に関わった社員8人を解雇処分とする。

またこれとは別に、FRBは米銀行大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)<BAC.N>に対し、不健全な外国為替取引の慣行があったとして2億0500万ドルの支払いを命じた。

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