フランス ファストファッション規制法案が国民議会を通過
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アフリカはファストファッションに代表される古着・衣料廃棄物の終着駅なわけですが、それと同時に、アフリカにも世界各国と同様に安くいろんな服をたくさん買いたいというニーズは存在していて、それはファストファッションが提供してきた価値そのものです。ケニアでも、かつて古着の輸入禁止や関税アップを導入しようとしたことがありますが、反対したのは古着の一大輸出国である米国と、ケニアで古着を販売している人たち。一般の人たちも、どちらかというと古着やファストファッション賛成派だと思います。
古着の輸入を禁止している南アフリカでは、シーインがいま人気です。また、ファストファッションは、アフリカの縫製工場の貴重な顧客でもあり、アフリカの工業化を助けてもいます。
ファストファッションや古着を巡ってはさまざまな視点があるので、それらをとりあげています。アフリカに古着を送るべきなのか、ファストファッションは救世主なのか害なのか、考えるきっかけとしてもらえればと思います。
https://note.com/umemoto_abp/n/n191d6991079e環境に過重な負荷をかけるファストファッションを規制する法案、フランスで国民議会を通過。生産量とコレクションの回転速度で判断するようです。よいことだ。もう作りすぎなんです。みんなわかっているのにやめない。ならば法で厳しく規制するのも手です。衣料品のゴミ箱にされ、苦しんでいるケニアの叫びをみんな聞こう。環境汚染が引き起こす気候変動がめぐりめぐって災害としてわが身にふりかかる、そこまで想像を及ぼしたいものです。
ファッションと環境問題に関わるこの手の規制法案をつくることにかけて、フランスはいつも世界に先駆けていますね。ついに、ですね。
上院を通過して、早ければ25年1月には施行される見通し。
劇的に業績を伸ばしている中国系ウルトラファストファッション企業SHEINとTEMUの大量なSNS広告を牽制している法案です。
これによって、ファストファッション企業の定義付けも具体的にされていくことでしょう。
ポイントは、こういった極端に安価なモノづくりをする企業からペナルティを取って、「持続可能な開発に取り組むアパレル企業への補助金に充てる」、ということ。
これまで、サスティナブルに取り組み企業が割を食うような市場を、努力をしている企業に還元するのは新しい。
今後、他のEU諸国が追随するのか? 日本もこの流れに入っていくのか?
今後の変化が気になるところです。