【本音】環境先進国、ドイツの「グリーン疲れ」が深刻だ
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もはや全ての階層で疲れがたまってますね。一般庶民のレベルでは光熱費の高騰による生活苦です。イメージ的には一般家庭の光熱費が月10万円です。企業のレベルではグリーン対応でコストが上がり競争力が低下しています。主力の自動車産業は、このままでは中国のEVに完敗します。2000年代の家電がアナログからデジタルに移行する時代に、三洋電機やシャープなどが破綻し、日本勢が中国勢に完敗したのと似た構図になってきました。国家レベルでも、前メルケル首相の頻繁な中国詣でみられたように、グリーンを通じて中国と親密になりました。米国の中国制裁に全面的に同調できないのは、ドイツ企業が人質に取られているからです。ドイツが欧州の優等生ではなく「欧州の病人」になり始めたとみられています。
単に、ソーラーパネルもEVも中国企業がつくるようになったので、フォルクスワーゲンなどのドイツ企業は用済みになっただけでは。
中国にとってフォルクスワーゲンの利用価値があったのは、1980年代半ばから2010年代までで、それ以降はBYDなどの中国企業が優遇されるようになりました。
EVバッテリーにしても、結晶シリコンにしても、中国企業がシェアを握っている以上、中国にバッテリーや太陽光パネルを回してもらえなければ、グリーン・リカバリーも何も成り立ちません。
ドイツ企業は、疲れるとかよりも、グリーン化が儲からなければそういう商売からは手を引きます。
世界のEVバッテリー市場、中国のCATLとBYDで半分余り占める
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-11/S2CKLVDWRGG001日本を抜かして、GDP世界第三位のポジションに躍り出たドイツ。ヨーロッパ最大の経済大国であり、またグリーン経済の旗振り役として盛り上がっているとおもいきや、じつ「かなり疲れている」という驚きの報告を、Podcast『グリーンビジネス』の一部から抜き出してレポートします。
語ってくれたのは、現地で2ヶ月間暮らしていた、NewsPicksニューヨーク支局の森川潤さん。エネルギー分野に取材をしてきた森川さんの話からは、現地でいかないとなかなかわからない、グリーンと経済成長の両立の難しさであったり、ドイツならではの悩みなどが面白く理解できるとおもいます。
ぜひ、御覧ください。インタビュー全文はPodcastでお楽しみいただけます。ぜひ通勤時などにもどうぞ!
https://open.spotify.com/episode/4DrIabC9uvZECs0QOyjkdJ?si=b4d763304759446c