【未来展望】フィグマCEO、「AI時代のデザイン」はこう変わる
- デザイン界に吹いたクラウド革命
- 帝国による買収、そして破綻
- デザインの境界線を破壊する
- AI時代のデザイナーの未来
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「デザインを自動生成する生成AIがフィグマのビジネスを破壊する懸念はないのか」
デザインを生成AIで自動化しようと実験してました。その結果、
・UXデザイン:生成AIで自動化しやすい
・UIデザイン:生成AIで自動化しづらい
UXデザインでは、ターゲットユーザーを誰にすべきか、どういう価値を提供すべきか、ユーザーの感情はどう変化するかなど、概念的な思考が多いです。それは言語と相性がよく、言語生成AIが得意です。
一方、UIデザインは、ボタンをどこに配置するか、入力フィールドにどんな制約を課すかなど、細かな設定が多く、それら全てを言語で指定するのは大変。GUIは、視覚的であることに価値があり、デザイナーの視覚的な試行錯誤が必要。少なくとも、いまの言語生成AIや画像生成AIでは難しそうでした。
車輪の再発明──
これは、すでに存在している設計やデザインを別の人が一から作ることの無駄のことを意味します。もちろんご存じの方も多いでしょう。
2022年にフィグマを取材して以来、デザインについては門外漢であったことで苦労もしましたが、学びだらけでした。その一つが車輪の再発明をやめよ。
確かにその通りで、我々もデジタルベースのメディアなので、一回作ったコンテンツはコピペで再利用できる。全部でなくとも、図や一部の文章は再利用する。
この再利用率が3割程度であれば、読者にとってもむしろ復讐になる、作り手にとっては仕事が即終わるとウィン-ウィンだと仮定して今日に至っています。そして、この仮定は今も生きています。
日本はデジタル活用が弱いとよく言われますが、単にITツールを導入したり、プログラミングを学んだりする以前に、デジタルの世界は一度作れば複製無料(いわゆる限界費用ゼロ)であるという発想転換から始めるべきだと思っています。
そして、Figmaをはじめとするソフトはほぼ海外製がほとんど。DX赤字とも言われていますが、その現状の背景には、技術よりも、「本当に価値を生むもの以外はコピペするくらい割り切る」くらいの仕事の発想転換が不十分だからだと思っています。
余談ですが、日本代表の川延さんのよれば、フィグマ日本法人の役割として、日本独自の「稟議」というプロセスを攻略しないとならない。こうしたJTCの慣習について改めて気づきを得たのも印象的です。
先日figma CEOのディラン氏が、Adobeとの買収見送りに関する声明を出してました。そこでは明るい未来を描いてましたが、損失の大きさは否めません。
本記事はとても分かりやすく、買収提案後の方向性を詳細に表しています。事業としては上場を狙う方向性に切り替えたようです。デカすぎるユニコーン"テラコーン"ならではの悲劇でしたね。
プロダクト自体はとても良いツールで、うちも利用してます。元々PayPal創業者でZERO To ONEの著者であるピーターティールから投資受けてるのですね。
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