今週、生成AI「Grok」をオープンソースにする──イーロン・マスク氏が発表 「OpenAIはうそつき」
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注目のコメント
マスク氏の言動はいろいろ物議を醸しますが、今回のOpenAIはOpenでは無いという主張は真っ当ではありますね。
そして自らのxAIをオープンソース化するという有言実行は素直にスゴいと感じてしまいます。現時点ではどう考えても分が悪いのですが、期待させてしまうのは、テスラやスペースXの実績があるから。米国では非営利組織と営利組織の機能をうまく使い分けるケースはとても多い。
たとえば、難病治療に取り組む非営利法人が課題解決を進めるために製薬会社に投資をし、その後10年くらいかけて難病治療の薬を開発。その結果、非営利法人が100倍の投資リターンを得て、その後も課題解決に関わる企業への投資を続ける。
(非営利法人は利益を上げてはいけない、ということはなくNot for profit「利益のためではない」活動法人)
その後も機能を分社化して営利活動に取り組む法人も設立したりする。
課題解決を推進するための合理的な使い分けだが、ポイントは非営利法人がその後も非営利活動を継続している事が大事。つまり「営利事業を創り上げるため」に非営利法人税制を悪用していない事がポイント。
今回のOpen AIのケースだと、マイクロソフト傘下になってから非営利法人OpenAIが非営利事業を継続しているかどうかがポイントになるのでは。
IRS等の当局は躍起になって、今回のケースをHunt downするでしょうね。X上のデータを大量に学習している「Grok」ですが、Xを見る限りX社は人による投稿なのかAIによる投稿なのか全く判定ができてない状態だと思うので、AI生成コンテンツをAIが学習するループに陥ってモデル崩壊する可能性が高いと言われています。
日本でも学習データの権利保護について法整備が進んでいますが、人が作ったデータを正しく入手する、ということにますます価値は高くなっていくでしょう。