にきび薬から発がん性物質を検出、FDAに回収要請=米検査機関
AI要約
- 1米独立検査機関バリシャーは複数のにきび治療薬から発がん性物質であるベンゼンが高濃度で検出されたと発表
- 2バリシャーは米食品医薬品局(FDA)に対し、当該製品の回収、調査と業界ガイダンスの改定を行うよう求める要請書を提出
- 3ベンゼンは既に日焼け止め、手指の除菌剤、ドライシャンプーなどの消費者向け製品から検出されており、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などの製品の回収につながっている
コメント
注目のコメント
このValisureが出している元発表を見ると、高温(例、車のなかで70℃)にした場合に注意ということで、通常の室温でどの程度不安定なのか不明です。メーカー側が安全だという主張は室温での保存のことを言っているのでしょう。ベンゼン、昔はたくさん使っていました。私も化学実験で日常的に臭いを体験。芳香族と呼ばれる所以です。
https://www.valisure.com/valisure-newsroom/valisure-detects-benzene-in-benzoyl-peroxideにきび薬など、過酸化ベンゾイルという物質が長く使われてきたという歴史があります。何なのか知ってる人間は「え?!」ってなることもありそうな(私も。)ものですが、確か日本でも使えるようになったはず。
こいつ、簡単に分解するんですが、その時、一部、炭酸ガスが取れて(脱炭酸反応、といいます)最終的にベンゼンになるやつがあって。恐らくそいつの話ではと思います。
「そんな量で何が?」って思わんでもないですが、アメリカでは、ベンゼン、って蛇蝎のごとくに嫌われるみたいなんで…。
お気にされるようでしたら、「過酸化ベンゾイルが入ってるか」箱の裏見て確認すれば避けることができます。
追記
山形さんが紹介して下さってますが、「高温条件下」ということ。私達がこのような「有機過酸化物」というものの取り扱いに格段の注意を払うのは、温度や衝撃により「急激な分解を起こす」可能性があるから、です(まあ言ってしまえば「爆発してどーんといく」わけです)。過酸化ベンゾイル自体は「そこまでやばいものではない」とされていますし、使用する量が量なので、まずそんなことは起こり得ないですが、恐らく「保管上の注意」として「暑いとこに置くな」と記載されていると思います。(私も人のこといえないですが…)記載された注意事項を守ってもらえない、というのは「それはそれで困った」ことなのかもですね。