トランプ氏がスーパーチューズデーでの圧勝を宣言 「共和党の団結望む」 米共和党の予備選集中日
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ヘイリー氏の選対本部も言っていますが、「団結」というのは、勝者の側が「団結しよう」と言ったら成り立つものではありません。
ヘイリー氏も、独自の主張があり、それはトランプ氏とは異なるものであるから、わざわざ選挙に出ていたはずです。
つまり、「団結」というのは、双方の主張、政策を調整して、合意ができたうえで可能になるものです。
ヘイリー氏は、バーモント州で勝っただけとはいえ、共和党内で20％ほどの支持を受けた、という実績があります。
ヘイリー氏は、自分を支持してくれた共和党員に応える意味でも、何らかの政策でトランプ氏に一定の受け入れを求め、そのうえでなければ、トランプ氏支持を表明するわけにはいきません。
米国の民主主義は、多数決で１番だった人間に他の人間は従わねばならないというものではないし、筋を通さない人間は支持者を失いかねません。
共和党内の「団結」が成り立つかどうかは、トランプ氏がヘイリー氏らとどのように交渉するか次第でしょう。スーパーチューズデーの現地調査のためにワシントンに来ております。「トランプ氏が今晩を選挙を独占した」（CNN）というように圧勝でした。勝因についてトランプ氏は会見で、バイデン政権によるロシア・ウクライナ侵攻の失敗や移民対策の失政への不満を挙げており、本選を意識した内容でした。一方、氏にしては珍しく共和党内の「団結」を訴えたのは対抗馬のヘイリー氏の撤退を暗に促したのでしょう。
ややミスリーディングな見出し。共和党の団結を望んでいるのはヘイリーだが、これはトランプの下で団結すべきという意味なのかは微妙。ヘイリーは明示的にトランプをエンドースしていない。
