三菱UFJ銀行、銀行システム外販 BaaSで100社超と協議
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Money Canvasは、クラウドでBaaS提供を行うFinatextが開発・運用を行っています。
金融システムと言えば、NRIなどのSIerが想起されますが、クラウドネイティブでエンドユーザーの使い勝手も良いアプリケーションの提供などを次世代のプレイヤーが担い始めています。
BTMUが拡販をすることで、Finatextも共に収益を得られる座組です。
メガバンクが外販するシステムが、Powerd by スタートアップという素晴らしい事例だと思います。同事業分野は住信SBI銀行や楽天銀行はじめネット銀行各社が一歩も二歩も進んでおりキャッチアップなるか(MUBKは推進新部署置き営業展開も頑張っている様です)。
ネット証券もですが、デジタルB2Cの優れたサービス基盤を持つネット系金融機関中心に、銀行代理業など所謂エンベッドファイナンスが加速している所感です。公表情報ベースで整理…
MUFGのマネーキャンバスは資産運用領域。Finatextがそこの支援に入ったが、具体部分では保険(下記リンク、フィナテキストのInspireという保険SaaS)。
Finatextも「BaaS」を掲げているが、それは保険以外に証券も取り扱っていて「Brokerage as a Service」。一方で見出しになっているBaaSは「Banking」の方。
本記事を読むと、実は2つに分かれていると思う。
まずは資産運用領域で入っていく。それによってカブコムとか東京海上日動など、自社グループもしくは三菱グループでの商品取り扱いを増やし、レベシェア含めた規模をとりに行くのだろう。ここまではBankingではない。
そして、それ以外に事業会社のポイント経済圏含めた銀行設立をやっていくのだろう(ここがBanking部分)。例えばANAはソニー銀行やスルガ銀行に支店をもち、JALはSBIで支店を持っている。そしてそれら専用のアプリでマイルと連携している。
SBIなどへの対抗戦略と考えられ、金融機関として直接の顧客接点でなくても、実質でのシェアを奪われないようにする。また今はこういった事業会社の銀行設立が流れとしてあるが、おそらく分散しすぎてどこかでまた収斂すると思う。バックエンドを握っていれば、その時の移管対象となるのが大部分だろう。
https://finatext.com/news/20221101/