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経営再建のシャープ、最終赤字2223億円…3月期連結決算で本社は債務超過に

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  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    ここのコメントでは実績中心に見る。
    純損失は報道があった2000億円に対して2223億円。株主資本は445億(株主資本比率2.3%、一株当たり純資産17.84円)。有利子負債は短期借入金8400億円、社債・長期借入金で1135億円。第三者割当で種類株発行をみずほ銀行・MUFGに行い、2000億円の債務を株主資本化する見込み(併せて、別の種類株を250億円JISに割当)。ここの銀行へのDESに伴う種類株発行の気になる条項は武藤さんのコメント参照。
    CFは見る必要があり、営業CF+173億、投資CF-160億、財務CF-1361億。投資CFのうち、設備投資(有形固定資産の取得)が-497億で、投資有価証券の売却303億でかなりを補填。ただ設備投資500億円というのは、液晶産業において少なすぎて、投資できないので競争力が弱まっているだろう。そして社債償還中心に財務CFはマイナスとなっているが、そのために現金をかなり使った状態で、現金・現金同等物残高は1年間で-1184億、現在2322億円となっている。
    下記説明会資料見ると、液晶の棚卸資産評価減が営業内で295億円、亀山・三重の減損と併せて1072億円計上され、連結棚卸資産はQ3の3715億から3383億円と減少(Q3の時から在庫不健全とコメントしてきた部分)。ただまだ回転は1.46か月、前年同期は1.21か月。売上伸びないと在庫金額同じでも月数伸びるし、工場稼働も低下せざるを得ないので、厳しい所。
    スライド4に増減益分析があるが、体質改善処理の882億円なかりせば、的に見えるのが残念。というのは、事業の完全撤退コストとかだったら一過性と言えるが、特に棚卸資産は通常業務の中で出てくるもの(売る力や、販売力と生産力のバランスが取れていないので減損せざるをえない)。ようは元の体質が悪かったゆえに生じた損失を一気に計上した。
    http://bit.ly/1JfWbOi

    <追記>下記では中期計画の資料中心にコメントしたので、併せて参照いただきたい。
    https://newspicks.com/news/964451
    <追記終>


  • badge
    金融・企業財務ピッカー / 京都大学大学院在籍

    ---追記---
    DESと優先株について情緒的で不正確なコメントをしている方が多いようなので、武藤さんのコメントとシャープのプレスリリースを噛み締めて読まれるのが良いと思います
    http://www.sharp.co.jp/corporate/ir/pdf/2015/150514-6.pdf

    ---Original---
    BS棚卸資産が430億円増大している。製造業の棚卸資産は、原材料費のみならず、PLに行く前の人件費や間接費の集合体。製造業の棚卸資産は、複雑な原価計算の結果の数値であるため、外から分析するには限界がある。増加要因を質問しても分かりやすく歯切れの良い回答はまず返ってこない。

    業績の悪化した企業で棚卸資産が増大するのは事例にありふれている。私は経験上、棚卸資産の増加を(明確な増加要因が示されなかったときは)、モノが売れなかったことにより自然体で、又はGAAPの認める範囲で意図的に、人件費や間接費などが資産化された結果と考えることにしている。そして、もはやPLを鵜呑みにできないので、止むを得ず、こういった状態の会社を分析するときは棚卸資産の増大額を実質PL費用とみなしている。

    なお、棚卸資産の増大額をPL費用とみなすと、シャープの実質営業利益(体質改善処理考慮前)400億円が吹き飛び、営業段階で赤字になる。もちろん、シャープ再生計画の見栄えと対レンダー・対投資家へのストーリー上、直近年度の実質営業利益が黒字であることは極めて重要であったのであろう


  • 製造業 コーポレート

    シャープが今後繰り出すであろう財務テクニックで、聞きなれない「99%減資」と「DES」について素人が書いてみます。与太話ですいません‥。

    まず繰り出されるのは「99%減資」。「99%減資」とは、「資本金を99%減少させる」という意味です。資本金が1218億円→5億円まで減少するようなので、厳密には「99.58%減資」と言うことができますね。

    ではなぜ減資をするのかというと、減資で得られたお金と剰余金で累積欠損(蓄積された赤字)を相殺するためです。
    (・「資本金」‥配当できないお金
    ・「剰余金」‥配当できるお金)
    相殺した後残ったお金は剰余金に上乗せされます。

    つまり、減資する大まかな理由は「溜まった赤字をチャラにして財務を立て直す」ということです。 (銀行団は金融支援の見返りに「抜本的な内部の構造改革」と「99%減資」を要求したとも言われています。)


    「99%減資」を行った後は、DESを行います。DESとは「デット(負債)・エクイティ(資本)・スワップ(交換)」と呼ばれる資本操作です。
    つまり、「返さなくてはいけないお金(負債)を、返さなくても良い株(資本)と交換する」ということ。 今回はその額2000億円。これはシャープは助かります。

    振り出される株は、優先株と言って、配当が優先的になされます。なので今後、シャープが復活して利益が出た際はその利益を銀行がガッツリ持っていきます。
    株式が希薄化され、シャープの株主には損な話ですが、銀行が支援しないとシャープは潰れる可能性大、株主も苦境に立たされています。


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