ウクライナへの西側部隊派遣「排除せず」 マクロン仏大統領
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フランスで開催されたウクライナ支援会合でのことですが、ウクライナを本当に勝たせるつもりなら、ヨーロッパ諸国の直接参戦しかない、という意見が出てきています。
足し算でいえば、そうでしょう。ウクライナ軍だけでは、領土の全面奪還はかなり難しいです。
米国は兵を出さないでしょう。フランスも乗り気ではありません。
NATOとしては動けません。
直接参戦をする気があるのは、バルト3国を筆頭に、ポーランドあたりでしょう。
もちろん簡単な話ではなく、米国が反対したりもするでしょう。バルト3国やポーランドがロシアから大規模な攻撃を受けた場合は、NATOとして、共同安全保障の名のもとにロシアと交戦を始めることが可能になります。これを核兵器保有国であるフランスが言った事の意味は結構重いですね。非核国が言ってもロシアは「何?打つぞ?」と言えばそれでおしまいですが保有国が言ったとなると安い挑発は出来ない。(プーチンはするかも)
このまま米国がトランプ大統領になりウクライナ支援が途切れるとしたら実現可能性は確実に上がると思ってます。議会で多数派である共和党の反対で身動きが取れないバイデン大統領、もしかしたら、トランプ氏が大統領に返り咲くかも…という中で、いつまでアメリカには依存出来ない!と、バルト三国、旧東欧諸国の一部は相当な危機感があるということだと思います。
もう一つ大切なことは、仮にトランプ氏返り咲きでも、トランプ政権一期目ほどはトランプ氏に振り回されないという覚悟もあるのではないでしょうか?
トランプ氏の、America firstは、アメリカの約半数の人には心地良い響きですが、これまでの歴史的積み重ねを考えれば、ある意味無責任であり、アメリカ国民の約半分はその思想に危機感を持っていて、大半の西側諸国も、それならばアメリカの言いなりにはならない準備は水面下で進んでいるのではないかと感じます。
イギリスはまだ遠慮するでしょうが、フランスがプーチン氏とアメリカ抜きで駆け引きをするのは、仮にトランプ氏が返り咲いても、アメリカに振り回されない→欧州を守る強い意志を示す姿を先取りしているように感じます。