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コメント
注目のコメント
阿川佐和子さんインタビューの後編です。
「オンとオフの切り替えをはっきりさせよう」とはよく言われますが、オンとオフの間、「経過」の良さにフォーカスする意見はあまり聞きません。
阿川さんへの取材は、「経過時間」「白と黒の間のグレー」「はっきりさせないことの楽しさ」など現代人が軽視しがち(何なら嫌いがち)な感覚をいま一度意識する良いきっかけになりました。ビジネスにおいては100%合理的なコミニュケーションが唯一の正解だと信じてきた。しかし、オンとオフのグレーゾーンで心も体も頭も整理されいくものなのかもしれないなと思いました。それが次への準備になるのかも。
最近、手数の割に成果が上がっている感覚に乏しいときがあります。例えばオンライン取材で記事を作れなくはない。沈黙を埋めるように質問し、聞くことが直ぐに思いつかなくなったら予定より早く切り上げる。すぐに記事を書く。限られた時間の使い方としては正しく、それで成果が無いわけではないけれど、それだけでは徒労感が残ります。アウトプットとして記事は残るけど、自分の中に蓄積される感覚はない。同じ成果を残せても、次の一手につながりにくい印象です。
なにより仕事をするなら手応えを感じた方がいいわけだから、余白やあそびの部分を意識しないと、メンバーも私も身がもたないなと気づかせてくれた記事でした。> ものごとからものごとの間にある「経過」の時間や空間が軽視されることで、自分の好き嫌いや感情を含め、整理したり熟成させる時間が貧しくなってしまっている。
同意です。『別に答えはなくていい。』
考える過程の中に味わい深いものがあると思います。
鉄道に例えるとわかりやすいかと思います。
昔は、夜行列車や鈍行で目的地へと向かっていた。車窓からみる景色や同じ旅人との会話を通して、視野を広げることができていた。
しかし、新幹線、飛行機が整備され、時間の節約が第一になった。移動中の考える時間や、景色を見て観察する時間といった視野を広げる過程がなくなりつつある。
考えたこと、整理したこと、これらそのものを楽しむことに価値があると思います。
しかし、現代でもとめられるのは、データ、エビデンスといったもの。これらはもちろん重要です。しかし、これら=人間としての豊かさではないのではないかなと思っています。