「育休では解決しない」 フィンランドの学者が語る少子化の“本当”の理由
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要因を取り除いても対策にはならない、ということでしょうか?
なかなか語りにくいテーマですから、私自身を題材に。
46歳で、結婚もしておらず、子どももいません。編集長という立場です。
私はなぜ子どもがいない人生を歩んでいるのでしょうか。
消極的な選択の積み重ねだったと自分自身は思います。
仕事が軌道に乗っていなかった
若い時に干された同僚・同業者を見てきた
いい時期にパートナーがいなかった
新しいチャレンジの方が魅力的に見えた…
確かに障壁はありました。でもそれを一つ一つ取り除いても子どもを産むという選択肢をとったかというとそうではない気もするのです。なぜか。
対策は、ネガティブなことの排除だけではなくて何かポジティブなことが重要なのではないかというのが、この記事を読んで思ったこと。それは社会が歓迎するムードだったり、価値観への肯定だったり、ひとり一人が肌で感じられるものなのかもしれません。日本よりはるかにジェンダーギャップが小さく、また子育てが保障されている国に住む友人たちが自分の子供世代について「子どもを欲しくないと思う理由」語るのは「環境問題が大きい」ということ。いくらマイナスの要因を取り除いても、また新しいマイナス要因がくるわけです。日本について言えばジェンダーも環境に対する感度もそこまでは高くないので、まずは北欧並みの環境整備することで「子どもがほしい」と思っている人の望みを叶えることができます。そもそも国のために子どもを産みたい人など誰もいないので、子育ての希望を持つ人の望みを叶えることがまず第一優先です。
産まれた子どもが死ななくなれば多産しなくなるだけですよ。動物の出生メカニズムと一緒。そして医療の発達とは子どもが死ななくなる世界なので、今後は中国もインドも2080年以降はアフリカも少子化です。児童手当とか育休とかそんなものは何の相関もありません。
ちなみに、フィンランドの2023年出生率は1.26になりました。