【ストップ高】【無配当】楽天、5年連続赤字。CFは大丈夫?
コメント
注目のコメント
うーん、申し訳ないけど、社債やEBITDAの説明はズレてる気がします。
借金の借換をしたことが悪いかのような印象を与える内容でしたが、借換自体は決して特殊な行為ではなく、他の企業でも普通に行われてること。というか、借金ゼロを目指すものではないので借り換えるのが普通です。
ですから、楽天の場合、借換によって返済を先延ばしにしたのが問題なのではなく、借金の規模が大きい中で、返済原資となる事業損益(CF)が芳しくないため「借り換えられるのか?」がポイントです。加えていうならば、借り換えられるならその質(金利)は?です。
次にEBITDA。確かに投資コスト(償却費)を除いた利益ですが、決して利益の多寡を誤魔化してるものではないです。
投資という行為は、それによって費用を減らすか、売上を伸ばすか、又はその両方を生み出すためのもの。それらの目的に向けて継続的に行われます。継続的に行われなければならないといった方が正しいかもしれません。
EBITDAは投資によって生じた償却費を費用から除く事で、投資した結果としての事業の純粋な伸長度合いを測ることができる。だから利用される指標です。(償却費は既にキャッシュアウトした費用ですので、教科書にはEBITDAは擬似的なCFを測るためと書かれていたりしますが、これは半分当たってて半分そうじゃないという感じです)
個人的に「財政状態はまだヤバい」とは思いますが、とはいえ、そのヤバさについて一般人に誤った理解を与えるようで、ちょっとなーという感じでした。調べたわけではない、というか調べようがないので何とも言えませんが、無配を発表した翌日にストップ高になった企業は、東証史上でも初めてか、あってもそう多くはないのではないでしょうか。
もしかしたら「配当の代わりに楽天モバイル1年間無料」という見出しを見て買った人がいるかもしれませんが、実は優待は12月末時点の保有者なので今買ってもその意味では意味がないのですが。
裏返すと、それだけ単なる赤字や黒字では測れない楽天グループの複雑さや難しさ、ひいては事業の多様性を表していると思いますが、その辺をできるだけ喋ってみました。
白状すると、これまではEBITDAやNon-GAAP営業利益など、あまり考えてきませんでしたが、次の決算までにはちゃんと勉強して語れるようにしておきます。
今朝、NP内で配信したこちらの記事もご覧くださいませ↓
【楽天決算】「3400億赤字&無配」で三木谷浩史が語ったこと
https://newspicks.com/news/9584566恒例、畑仁記者の爆速解説!
👇「絶対わかる解説」シリーズやっています!ぜひ!
https://newspicks.com/user/20121