ドイツの労働生産性は、なぜ日本よりも高いのか?
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一緒に見て欲しいのが、OECD仕事と人生の満足度調査。突出して日本が低く、生産性が高い国は高い。仮説で統計的要素でみてないのでなんともいえないが雇用の流動性が低いことが仕事と人生の満足度を下げ、生産性を下げているのではと思う。流動性が低いばかりに、いまの職場で嫌々働いてる人は日本は相対的に多いのかも。
前に同様の特集をアエラでした時に、その理由を考えました。今日、会社に来て新聞読んでお茶飲んで、みたいな人はよっぽどその会社がぬるくない限り珍しいですよね。日本人、いまはかなり勤務時間中しゃかりきになって働いてます。
ではなぜ長時間労働なのか。
もちろん上司の付き合い残業もあるでしょう。でも、調べると2000年代になって日本人の労働時間はさらに増えてます。
理由はいくつかあります。一つはコンプライアンスの強化。これによって、社内手続きや書類がメチャクチャ増えてます。私自身も毎日のように社内申し立てや書類制作に時間をとられ、肝心の本業に割く時間が減ってると感じてます。
もちろん社員を減らし、非正規社員を増やしたことで社員の負担が増えているという背景もあります。どうしても社員しかできない仕事はどんどん溜まっていきます。
もうひとつこれが最大の原因ではと思うのが、日本人の完璧主義。社内会議の資料なのにビジュアルに凝った資料を作ったり。本質とは関係ない社内のための業務でさえも手を抜かない。もっと簡略化できるところと力を入れるところのメリハリをつけないと、どんどん生産性は落ちる一方だと思います。日本より高いというか、世界のどこの国より高い気がする。留学時代の各国クラスメートの働きっぷりを比較しても、国民としてのドイツ人の勤勉さと正確さはちょっと異次元にあった。とくに近所にイタリア、フランス、スペイン、ギリシャといったLaid Backな国が多いのに、なぜドイツだけこんなに勤勉というか、シリアスというか、効率的なのか不思議。とにかく彼らは時間通りに来るし、すさまじい集中力で仕事に打ち込む。成績がいい人も、ドイツ人かドイツ系移民が正味の話、多かった。周りのリラーーーーーックスした国々と民族性にこうも差がつく理由を、知りたいものである。