【解説】1000万人を魅了。NYタイムズの周到な「サブスク戦略」
NewsPicks編集部
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NYタイムズで、クロスワードパズルやレシピなど、「ニュース以外」のコンテンツへの課金が伸びています。しかも、ニュースだけを読むユーザーより、パズルやレシピといったコンテンツにもふれるユーザーの方が、解約率が低くマネタイズも好調だとか。NYTのゲーム部門はすでに100人体制。直近の決算とともに、NYTの成長戦略を紐解きます。
ある意味今はなきYahoo.comと同じ「プラットフォーム」ですが、サービスの数を限定し、しかも核になるジャーナリズムはしっかりと抑えているところが大きな違いに見えます。多角化もプラットフォームも一般論ではなく自社にあった実行ができるかどうかが鍵であることを示す良い例と感じました。
サブスクのセット売りという発想そのものは、AppleやAmazonなどにもみられます。ニュースメディアのセットに、ゲームやクッキングという脇役を組み込みそれなりの月額購読料をとっていることが驚きです。ニュース記事8ドルに対し、ゲームやクッキングは3ドル。コンテンツ内容から考えれば、1ドル以下に思えるのですが。
それぞれ単体での利用というより、オールアクセス(12ドル)へ誘導するための価格設定なのかもしれませんね。