シャープ、資本金1億円に 大幅減資で累損を一掃
日本経済新聞
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コメント
注目のコメント
udon donさんのコメント参照。本件も株主総会の承認必要で、話が逸れるが、同じく株主総会決議事項の取締役について。
銀行出身者の取締役候補者に関しては、基本的に利益相反するので反対することがほとんど。ただ、経営危機にある企業においては、反対すると融資引き上げリスクも増え、破綻してしまえば株は紙くずとなるので、賛成する場合が多いと思う。一方でudon donさんが指摘されているように、融資保全のために外部株主導入など長期的な施策にはマイナスに効くことも多い。難しいバランス。
ただ、前からコメントしているように、結局シャープは、事業体として何を目指しているのかが全く見えない。少なくとも外部と提携しないことには、未来は開けないように思う。経営危機にあったときにAppleがしたことは生産をやめてEMSの活用。シャープは液晶工場中心に固定費の塊。経営陣の保全が目的であってはいけないのに、外部との交渉に門戸を閉ざしているように見えるのはとても残念。後に銀行やファンドなどが増資すると、既存株主の持ち分が実質的に毀損する。減資後の資金提供者には美味しい案件になる。そうでもしなければ存続出来ないということかも知れないが、現株主の犠牲の上で金融屋を儲けさせる悪だくみのようにも見える。支援スキームが固まってからか、あるいは、大幅減資を行う時点か、何れかで経営者は責任を取るべきだろう。もともと「経営」が最弱点の会社なのだから、経営者が早く交代することこそが必要且つ有効な再建策でもある。