[7日 ロイター] - 飲食店などの検索・評価サイトを手掛ける米イェルプ<YELP.N>が身売りを検討しており、売却額は35億ドルを超える可能性がある。米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が関係筋の話として報じた。
報道を受け株価は急騰、一時16%値上がりした。
イェルプは投資銀行を起用し、過去数週間で買い手候補の企業と接触したという。
同社は2012年に上場。トムソン・ロイターの調べによると時価総額は前日6日時点で約28億6000万ドル。
WSJによると、案件は差し迫ったものではなく、イェルプが身売りを思いとどまる可能性もある。同社はコメントを控えた。
FBN証券のアナリスト、シェルビー・シーラフィ氏はロイターに対し、グーグル<GOOGL.O>やヤフー<YHOO.O>、マイクロソフト<MSFT.O>などが名乗りを上げる可能性もあると述べた。
イェルプ買収のうわさは過去にも浮上している。2013年にはCNBCのジム・クレーマー氏が、アップル<AAPL.O>はイェルプを1株75ドルで買収すべきと述べている。