4月マネタリーベース、300兆円の大台突破=日銀
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マネタリーベースとは、「日本銀行が供給する通貨」のことね。具体的には、市中に出回っているお金である流通現金(「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」)と「日銀当座預金」の合計値。
つまり、
マネタリーベース=「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」マネタリーベース(日銀の供給する通貨量)の上昇分に見合ったマネーサプライ(世の中に出回るお金の量)の伸びは見られません
その理由の一つが、Fujiさんが指摘されている日銀当座預金の付利0.1%。資金需要が乏しいため(←企業の内部保留が過剰なことが原因)に貸出先が見つからない各銀行が、リスクを負わず利息を手にできる日銀の当座預金にお金を預けるのは当然と言えば当然です。
マネーサプライ増加のためにも、日銀の付利は0かマイナスにすべきです。
ちなみに、日銀当座預金の利息がプラスな理由としては、一説ではありますが
「日銀が買いオペを円滑に行うため」
ということが挙げられます。
確かに、利息をマイナスにすると銀行は国債を売るのを渋ります。が、これでは目的(2%の物価上昇)を達成するための手段(異次元の金融緩和)自体が目的となってしまい、本末転倒です。