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インフラ整備なんて民間でやれることを政府でやるのですから、どっちみちろくなことにはなりません。どちらが民間の努力をより邪魔しないかという尺度で点数をつけるべきでしょう。
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ADBとAIIBが競合し、競争することはアジアにとっていいことですね。
中国が主導するAIIBの方が、投資の調査から実施までのスピード感が売りになると思いますが、一方でそのスピード感が仇にならないか心配です。持続可能性や環境、人権への配慮、アカウンタビリティーの確保ができるか、注意深く見ることが必要だと思います。
「質の高いインフラ投資」とは曖昧で良く分からない。ただ、結果としてADBとAIIBが競いあう形になっているのは良いですね。健全な競争原理働く事を願います。
守備範囲はADBの方がAIIBよりも広い。ADBは「途上国の経済開発、貧困削減、人的開発などの支援」に対して、AIIBは「途上国のインフラ開発の支援」。AIIBが「まともな組織」になるならば、ADBとAIIBは目的に応じた相互補完が可能。そうなることが、アジア全体の発展にとってもベスト。ADBとAIIBは競争なのか。資本金で見れば、ADB1630億ドル対AIIB500億ドルと3倍の開き。「新常態」となった中国にとって、競争で打ち勝つのではなく、相互補完を目指した強調路線という選択もあるのではないか。もちろん、これは(超?)楽観シナリオという留保付き。

AIIBについてはガバナンスが注目されている。そろそろ、他の要素を考えると、AIIBの各国の出資比率が注目点。そして、それに絡んで中国・インド関係。

中国は30%=150億ドル。残り70%=350億ドルをどうするか?

AIIB参加国を見ると、多額の資本金を出せそうな国が少ない。残り350億ドルを集めるのは大変。ADBは日米で31.3%=約480億ドルの拠出。この金額はAIIBの資本金と同水準。如何に日米の存在が大きいか分かる。

日米がAIIBに入らない場合、他の国から資本金を積み上げる必要あり。ADBの拠出金割合を参考にすると、「5%以上の資本拠出+AIIB加盟国」は、豪州、韓国、ドイツ、インド、インドネシア(ADB資本金割合は末尾に参考資料として掲載)。

これらの国はすでにADBに出資しているので、プラスアルファでAIIBにどのぐらいお金を出せるか未知数。また、欧州が大規模な支出をすることも可能性は高くなさそう。マレーシアあたりはABD<AIIBという出資をやりそうですが、せいぜい5%〜数%が限界。

日本にとって困るシナリオは、ADBの拠出金を減らしてAIIBへの拠出金を増やす国がでてくること。AIIBの恩恵を受けたい新興国は、この行動に出る可能性あり。これだけカネを出しているから融資も多く受けるというロジック。

もう一つの視点はインド。AIIBの中国主導に対してインドが唯々諾々と従うはずは無い。中印関係は相変わらず緊張続き(領土問題、チベット問題など)。インドにとって避けたいシナリオは、AIIBを通じて中国がパキスタンでプレゼンスを高めること。印パキ関係は相変わらず最悪な状況で、地力で劣るパキスタンは中国をバックに付けたい。中国はインドに優位を維持するにはパキスタンを自陣に引き込みたい。中国にとって、経済でも安全保障絵も、脅威になり得る国はインド。

これがADBであれば、日米主導のため、中国、インド、パキスタンの3カ国間でこのような問題は起こらず。

AIIBはガバナンスの問題をクリア、あるいはとりあえずの見切り発車となった場合、拠出金をどうするか、そして、中国・インド・パキスタンの関係をどうするか、この2点が最大の注目点。

【参考資料:ADBに対する資本金拠出割合(単位:%)】
OECD加盟国の拠出割合64.6:
日本15.7、米国15.6、豪州5.8、カナダ5.3、韓国5.1、ドイツ4.3、フランス2.3、英国2.1、イタリア1.8、NZ1.5、オランダ1.0、その他(地域含む)計 4.1

開発途上国の拠出割合35.4:
中国6.5、インド6.4、インドネシア5.2、マレーシア2.7、フィリピン2.4、パキスタン2.2、タイ1.4、台湾1.1、バングラデシュ1.0、その他(地域含む)計6.6
(出典:ADB Financial Report 2014 http://www.adb.org/sites/default/files/institutional-document/42746/adb-financial-profile-2014.pdf)
「質の高いインフラ投資」とは環境・事業面で持続可能性があり、現地で雇用を生み出し、公正で透明性の高いプロセスのもと開発されたインフラのこと