憲法は時代遅れなのか、誇るべき理念なのか 各地で集会:朝日新聞デジタル
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憲法には9条以外の条文もあるのに9条だけ話題にするのはおかしいという議論があります。しかしそれは物事の軽重を無視した意見です。現代社会において人間の自由に対する最大の脅威は戦争だからです。現憲法には経済的自由を十分保障していないなど様々な短所がありますが、国家の戦争権を公然と認めるくらいならば、現状維持、つまり護憲が賢明です。憲法は政府の権力を縛り、個人の自由を守るために存在することを忘れてはなりません。
注目のコメント
左右両陣営とも、思い込みが強すぎて、どうも共感しにくいです。「憲法9条堅持」を宗教のように叫ぶのも、「アメリカの押し付けだ」とナショナリズムに訴えるのも、どちらもしっくりきません。憲法に変な思い入れのない若い世代のほうが、冷静に憲法を見ることができるのかもしれません。
学生時代、法学部の授業でどうにも馴染めなかったのが起草者の意図を解釈するプロセス。今の社会の実態に即して変えるなり運用すりゃいいじゃんと思ってしまうので、民法であれば梅謙次郎や穂積陳重のような起草者の意図を必死に解釈して議論するノリにどうにもついて行けませんでした。誰のための法なのかといえば、現在や未来の国民のためであって、昔の人が考えたことを金科玉条として扱うことには意味がないでしょう。この点、法社会学なんかは面白かった。
「護憲」「改憲」というレッテル貼りや制定のプロセスの正当性という議論には深入りしたくありません。これからどういう国でありたいかを意思を持って選んでいくべきなのだから、今の憲法の内容がこれからの日本においても相応しいというのが民意なのであれば維持することを主体的に選びぶべきだし、時代に即していないというのが民意なのであれば変えるべきなのでしょう。
まぁ現実問題として憲法ってのはコロコロ変えられるもんでもないでしょうが。