ハンガリー、スウェーデンのNATO加盟を批准の予定-オルバン首相
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これはトルコなどもそうですが、NATOへの新規加盟を承認するのは、ハンガリーでは、オルバン首相ではなく、議会です。
オルバン首相の政党は単独過半数を持っていますから、その気になれば議会で通せるでしょうが、「議会が賛成しないので承認できない」という言い訳は可能です。
「議会を説得するための材料が必要」という名目で、承認のための条件を交渉することもできます。親ロシア、親プーチンのハンガリーのオルバン大統領ですが、トルコまでがスエーデンのNATO加盟を認めれば、ゴネるのはハンガリーだけになってしまうのでさすがにこれはマズいと考えたのでしょう。ウクライナ支援が心細くなりつつある状況が少しでも改善する方向に向かうといいのですが。
グローバル経済が網の目のようになっている現在、軍事同盟によって更に戦争が起こりにくくなっています(指導者が二の足を踏む)。それを「平和」と呼べるかは微妙ですが。ウクライナと戦争状態にあるロシアからの強い反発を受けにくいタイミングで、スウェーデンはNATOに加盟できそうです。
翻って日本。憲法第9条の解釈論争(神学論争?)からなかなか抜け出せないという体たらくなので、軍事同盟に入れるわけがなく、日米安保条約が頼みの綱です。