「政治の信頼回復のために岸田派を解散する」岸田文雄首相、ぶら下がり一問一答
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大きな変化は時に唐突にやってくるもの。今回のはそれかもしれない。岸田さんが岸田派(宏池会)を解散し、安倍派(清和会)も解散となれば、残った二階派などが悪者扱いされることになるのは明らかで、悪者扱いされないために政治家たちが派閥から逃げ出し、結果としての既存派閥の解散ドミノが始まる予感がします。そうなると、「派閥のという固定的な存在に依存した長老たち」は居場所がなくなって力を失なわざるを得ないわけで、政治家が力を得る手段は、「派閥の中における序列の階段を登る」ことから、「社会課題を解決するためのソリューションを提供し、成果を上げてそれを証明する」という方向に向かわざるを得なくなるはずです。
それは、健全で、民主主義が期待する本来あるべき姿です。
今回「解散ドミノ」が本当に起こって、固定的な「立場」や「上の意向」を忖度してものを言わなくて済む政治家が増えれば、オピニオンリーダーとして政策を生み出して発信する新しい政治家が生まれて生き残る時代が、一気に到来してしまう可能性があります。それはいわばゲームのルールの変更で、瓢箪から駒で、昔ながらの政治家がディスラプトされる時代が、いきなり目の前に出現すると言い換えてもよいかもしれない。
企業で言えば、「財閥が解体されて、その渾沌の中からGAFAMが生まれてくる」という感覚です。
そうなると、古くさい野党が既存の枠組みの中で起こそうとしている政権交代などよりもはるかにクリエイティブな現象がこれから起こるかもしれないと妄想し、期待しています。刷新本部のメンバーをみて諦めてましたが、今回の件では岸田さんを応援する。思った以上にやりますね。菅さんもサポートするだろう。
いずれにしても保守本流と言われる宏池会をなくすというのはかなりの決断だ。
今回の件は政治資金の不記載から始まったが、派閥の力を背景とした長老支配こそが自民党が変われない最大の理由だと思う。政治資金の不記載が自民党政治の根幹とも言える派閥の解体にまで発展したことには驚きを覚える。
麻生氏はポピュリズムだ!とか言ってるようだが、自身の権利基盤がなくなることが我慢できないのだろう。
かつて小泉首相は「自民党をぶっ壊す」と言ったが、そろそろ本気で壊さないと既得権益の受益者向けの政治を変えられない。派閥は政治と金を巡る悪弊の一側面ですが、より重要なのは政治資金規制法の厳格化でしょう。岸田首相にすれば政治的ケジメでしょうが、本質的要因とその打ち手のズレを国民は見逃さないと思われます。
事件性は異なりますが、88年リクルート事件の際は、時の竹下内閣は総辞職、翌年参院選の歴史的な自民過半数割れに繋がりましたが、今回は如何に。