DJ-【市場の声】エイボン、家庭用品や宝飾品に注力
2015/04/28, ダウ・ジョーンズ
米化粧品訪問販売大手エイボン・プロダクツ(AVP)のシェリ・マッコイ最高経営責任者(CEO)は、美についてより広く考える企業を目指している。マッコイ氏にとってそれは、一人の女性あるいはその女性が住む家の魅力を高める製品の販売を意味する。具体的には、宝飾品、衣料品、靴のほか、従来製品よりもカラフルなピーラー(皮むき器)などだ。
マッコイ氏は、イチゴのスライス・へた取り器やチョコレート色のアクセサリーシリーズなど化粧品以外の製品について、米国での売上高に占める割合をここ数年の40%程度から最大50%に引き上げたい意向だ。
世界の消費者は依然としてエイボンのカタログを眺めて楽しんでおり、マッコイ氏のアプローチはこの状況を生かすものだ。化粧品の追加購入が必要ない顧客に売る物を販売員に与えることで、人員を保持する目的もある。休暇シーズンをはじめとする小売業界のかき入れ時に乗じる一助にもしたい考えだ。
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