東エレク、米アプライドとの経営統合中止 米司法省との溝埋まらず
コメント
注目のコメント
東京エレクトロンとAMATの経営統合が破談に。Eteris(エタリス)という新社名まで決まっていたが、独禁法での協議、特に米国司法省との間に認識の違いがあったとのこと。16時から記者会見で、下記が会社リリース(適時開示)。過去、結構なコメントを集めてきたトピックなので、検索機能で「TEL AMAT」や「東京エレクトロン アプライド」で検索すると相当数の記事が出てくると思う。
三角株式交換によるデュアルリスティング方式、「対等合併」というなど、相当に日本側に考慮した案件だった。ルノー・日産以来、海外企業の日本企業の大型買収・出資案件で上手く行っているケースはないと思い、それに続いてくれるかの試金石と個人的には期待していたのだが…
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120150427452542.pdf世界第一位と第三位と言われているが、二位のASMLは両社とプロダクトが重複していないので、実質は世界の二強の合併だ。更に言うとTEL(東京エレクトロン)とAMAT(アプライドマテリアルズ)は得意分野の重複が少なく、この合併によりシェアが増加するプロダクトは意外に少ない。ぱっと思いつくのはドライエッチャーくらいだ。何が問題で統合が破断になったのかは詳しく知りたいところだ。生き残りのためにこの統合が必要と株主総会で言っていた東会長の次の一手も楽しみ。責任を取って退任はしないで欲しい。
2012年の半導体製造装置市場における世界1位と3位の企業による大合併ということで、注目の案件だった。直近ではComcastも、米司法省及びFCCの反対を受け、Time Warner Cableの買収計画を撤回している(業界1、2位の合併)。本件も市場シェアの関連があるのだろうか。
https://newspicks.com/news/936600/