東宝が「超一等地」に不動産を持っているワケ
東洋経済オンライン
109Picks
コメント
注目のコメント
従前、映画館は「ブロックブッキング」という系列の映画館に優先的に自社作品を上映する時代があり、大手映画会社(東宝、東映、松竹)は積極的に自身の興行網を発展させた(今は、もうフリー)。
東宝は上記流れを受け、早くから戦略的に全国の一等地を映画館の用地として次々と購入したことから、現在まで一等地に比較的不動産を持つ。そして、連結売上の約3割を不動産部門が占める。
ヒット多寡で大きく業績が左右されるこの映画業界において、この安定的な不動産部門の売り上げが東宝の映画作品を支えているのであろう。
なお、他2社の特色としては、東映→早い時期からテレビ・アニメ分野へ進出、松竹→歌舞伎や演劇というところ。
また少し古い記事になるが、従前、東映も不動産ファンドの買い対象になっているので、参考までに以下リンク
(東映)http://toyokeizai.net/articles/-/254不動産の含み益がかなりあるということは、村上ファンドのようなアクティビストファンドのターゲットになりやすいということなので、しっかり再評価&価値向上施策をうっておかないと。