仏教国ミャンマー、人口比例の変化で噂される宗教問題の勃発
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この記事はミャンマーの仏教について分かりやすくまとまっていると思います。
ただ、ミャンマーの少数民族について考える場合は、軍事政権まで戻って考える必要があります。宗教や宗派間対立で見る方法は中東でもよく見られますが、実は、宗教以外が根本的な理由だということもあります。
軍政はヤンゴンなどにいる限りはもう感じません。しかし、某国際機関の方の話では、地方に行くと未だに軍管区司令官からの許可が無いと中に入れなかったり、調査ができ図大変だとのことです。そうした目に遭うのは、だいたいがセンシティブな問題を抱えている地域。
ミャンマーで最も解決が難しいのは、ムスリムのロヒンギャです。アウンサンスーチーは少数民族の権利擁護を以前から主張していますが、ロヒンギャについてだけは、明確なコメントを避けています。それだけセンシティブです。ただ、ミャンマーにはロヒンギャ以外にもムスリムがいて、特に差別も受けていない集団もいます。そのため、ロヒンギャ問題は、ムスリムだからという以外に根源がありそうです。
ただ、今後怖いのは、実際は宗教間対立ではないのに、まるでそうであるかのようにプロパガンダされること。そうすると、宗教間対立だと思い込んでしまい、泥沼化。そうならないうちに、現政権ないしは、今年誕生する新政権による早期の対応が求められます。本当に恐れるべきは、宗教ではなく、少数民族問題。
しかし、実際にはお酒を飲む仏教徒が増えるなど緩くなっていたり、
仏教とイスラム教のいざこざもあったり、と日本にいては感じない
「宗教」の存在を感じます。
仏教について少し見ていただければ、と思います。