コロナ 新変異ウイルス「JN.1」検出急増 年末年始に感染対策を
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今後もこの様に世界でコロナウイルスが変異して、その時のポピュレーションに感染しやすいタイプが世界で流行するという流れが繰り返されるでしょう。その中には重症率や死亡率が高いウイルスも生まれてくる可能性は十分にあります。
今回は重症化や死亡率に大きな変化がないという事であれば、大きな心配はないかもしれません。
もちろん感染者が増える事につながるでしょうが、それは波の様に今後も続く事だと認識しておく必要があるでしょう。JN.1はこちら米国ではすでに主要な変異ウイルスとなっており、少なくとも感染伝播や免疫逃避という観点で他の変異ウイルスを凌駕しているようです。すでに約半数がこのJN.1に置き換わっていて、現時点では、来春までこのJN.1が主要なウイルスの一つであり続けるのではないかと予想されています。
これまでの報告によりますと、特別重症化リスクを増やすというような報告はなく、主要な症状も発熱、咳、倦怠感、筋肉痛や関節痛といったもので、特別な変化はないようです。
このJN.1はオミクロンBA.2.86の子孫で、XBBとも親戚です。XBBに対応して作られた今秋から接種開始となったブースター接種は、このJN.1に対しても有効な抗体を作らせると報告されています。このことから、あらゆる人がこのブースター接種からメリットを享受できると考えられますし、特に重症化リスクの高い方、高齢者には必須のワクチンと言えるでしょう。介護施設等では、高齢者の生活を楽しくできるように、家族との面会はもちろん散歩、外出、施設内行事や趣味活動、子供たちとの交流等の取り組みを再開している所も増えて来ています。いつまでも感染対策を気にし過ぎて閉じこもりにさせていると、介護の重度化や認知症の進行も進み、その方の生活の質も下がるためです。感染対策と生活の質の向上のバランスに現場は悩み葛藤しています。