AIIB “6月末にこだわらず判断” NHKニュース
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注目のコメント
中国びいきの僕でも、本件は、それほど焦らないでいいと思う。そもそも日本が主導権を握れない話だ。中国と敢えて対立するような態度は慎むべきだが、中国での報道でも「日本の参加がないのは当然。アメリカが許さない」となっているため、すべては想定内だ。逆に、中国自身が、多くの国の参加にやや驚いているような状況でもある。日本の戦後史を振り返ったとき、アメリカの言うことを無視できたことなど一度もない。中国では、品のない連中が、「日本は、アメリカの飼っている犬」と揶揄するのも理解できる。それはそうと、中国の稼ぎまくった米ドルと、中国内の過剰ともなった供給力(資源や機器・機材)が、AIIBを通して、東南・中央アジアのインフラ整備を推進してくれるとしたら、日本にとってはいいことだ。アジアの発展が進むほど、実は、その恩恵を被るのは、日本である可能性が高いからだ。
「インフラ設備からサービス業への産業構造の転換、高度成長から安定成長、いわゆる“新常態”へと舵を切り、供給過剰となっていたことも相まって停滞していた中国国内のインフラ関連企業を復活させる」
ということが中国のAIIB設立の本来の目的であるので、実質的にはアジアインフラ投資銀行ではなく、「中国」インフラ投資銀行、とも揶揄されています。
参加国がもらえるパイは相当限られてしまう可能性があります。日本は参加に付和雷同せず、日本に利するか否かじっくり考察するべきです