【特報】イオン、「トップバリュ」を4割弱削減へ
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イオントップバリュは6000アイテムで売上高7,799億円。7&iは2900アイテム(推定)で8,150億円。
1アイテムあたりの売上規模は単純平均で7&iの半分ということに。4割削減でもまだ7&iより多い。
PBは大量販売によって仕入れ値を下げるものなので、売りきれなかったアイテムが多かったということでしょう。
仕入れ制度の再構築(地域ごとの商品調達へ:http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20150409/279787/?P=1)の記事とあわせて考えると、売れ筋に絞ったPBは本部調達、あとは地域ごとに、ということになるのか。これは意外!ただ記事を読んで納得する部分もある。セブン鈴木会長は前からこういった記事(下記①は2013年9月)でPBが安さから品質へと変わると言っていた。イオンもそういったことをしていた(②)が、その徹底は弱かったのだろう。
先日丸紅も出資する調達子会社(ダイエーからの流れ、③)を地域単位で再編するというニュースがあり、そこでトップバリュは影響ないと見ていたが、調達・商品戦略全部を見直しているのだろう。
①http://s.nikkei.com/1d7iAkJ
②http://s.nikkei.com/1aWKL46
③https://newspicks.com/news/918515/ちょっと驚きの方針転換。先日出ていた、製造者表示の義務付けにより、より「安かろう悪かろう」イメージが出るのではないか、ということも関係しているのかもしれない(推測)また、セブンが当初の予想を覆して、大手食品メーカーが名前を出したPB開発の案件を獲得している流れの中で、「大手食品メーカーが組むならPBでも品質が良いセブンだよね」という、食品会社に対するブランドイメージができてしまっていることに対して危機感を持ったのではないか、という気はします。
ただ、2:8の法則でしょうから、商品数4割減らしても、売上的にはそんなに落ちないのかもしれません。