【峰岸会長】リクルートが守り続ける「大原則」を教えよう
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注目のコメント
金言ですね。身にしみる言葉でした。
>そのとき最初に「いま一生懸命にやっていること、時間を費やしていること」を聞きます。次に聞くのが「経営の長期戦略」です。
そして、一通り話を聞いたあと、「あれ? いま一生懸命やっていることを聞きましたが、長期で決めたことが一個も入ってない ですね」というようなことがよくあります。
長期で決めた目標にコミットしていないことが、少なくないのです。
ファンタジーのようなパーパスやビジョンは設定されていますが、それを実現していくための、中長期で本当に解決したいことは何で、それを自分たちの会社でどのように成し遂げるのか、真剣に問うてないのだと思います。
どの企業も、創業時は明確なビジョンがあったと思います。でも、事業を拡張していくうちに、やっていることが分からなくなることが多い。
例えば、創業から長い年月がたつと、「既存事業の成長でいくら、周辺領域への拡大でいくら、足りない売り上げはM&Aで補います」といった売り上げ数字からバックキャストした中期計画を作る企業が増えてきます。
長期目標に向かうために、一番しなければならないアジェンダが中期計画に反映されていないことが多い。
売り上げを作るための机上の設計作業をしているように見える場合もあります。
「短期的な売り上げを作るのではなく、長期的にやらなければならないことに資源を全て投入したほうがいいんじゃない?」という話は、食事したときなどによくしますね。「個の能力の発揮」のために「トップダウン的に仕組みをがっちり作っている」という逆説的なところに改めて驚きました。個人が自立的に決めて組織の目的を達成するためにはそうするしかないという中途半端ではない割切りが感じられます。卒業もいとわないのはそういうことでしょう。
この部分に色々全部つまっていると感じました。
『人が一番力を発揮できるのは「自分で何かを選択したとき」だと創業者が実感していたから』
ここで語られている色々な制度も後継者選びのお話も。
ミッションも役割も数字も、自分で選択することでその人の中で意味を持ち、自律し始める。言うは易し、行うは難しですが、そういう組織で共に働けると大変ですが幸せなんだろうと思います。
大変ですが。