シーク教徒暗殺未遂が米印関係に落とす影
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カナダで起きたのは殺人で、トルドー首相が公式にインド政府に抗議したこともあり、インドがカナダ人へのビザの発行を停止しました。
米国で起きたのは殺人未遂です。そして、今のところ、インド政府から米国への対抗措置などは出ていません。
今日、米国政府からインド政府に抗議したので、これからリアクションがあるかもしれません。あるとしても、カナダに対するほど目立った措置は取らないでしょうが。
インド、カナダ人へのビザ発行停止 シーク教指導者の殺害めぐる対立悪化
https://www.bbc.com/japanese/66886305
カナダ首相、国内の殺人とインド政府をつなぐ「信頼に足る主張」あると発言
https://newspicks.com/news/8927265?ref_q=%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%AF&ref=search_1125005&ref_t=comment記事にあるように、米国はインドとの関係を今毀損したくはないだろう。ロシアや中国ともうまく付き合っているインドを、自国の陣営に引き込みたいと思っているだろうし、インド出身のIT技術者や経営者も米国にとっては魅力だろうから。それに、アメリカだって過去にいろんな国でスパイ工作やら何やらをやってきているはずであって、この件についてはどっちもどっちだ。
囮捜査で逮捕された以上、被疑者は実刑を免れまいが、国としてはインド政府との関連などそれほど深堀せずに終わってしまうのではないかと想像する。FBIとかは追及する気満々かもしれないが、そこは政治外交の絡む問題。「政府が関与している可能性は捨てきれない」という程度で取り敢えず終わる気がする。
もし米国が本気を出して追及し、インドとの関係がこじれたとしても、インドはまたロシアや中国と接近し、ほとぼりが冷めた頃にまた米国と関係改善となるのではなかろうか。