562Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
米国のテックメディアでは、マイクロソフトが無償でオープンAIを買収したようなものだとの見方も出ています。マイクロソフトはオープンAIのもつ重要なIPを取得しており、同社に対してITのインフラやリソースも提供しています。社員の大半がマイクロソフト移ってしまうとオープンAIではIPを運用することが困難になる一方、マイクロソフトは移ってくる経営陣と社員で同IPを運用、進化させることができるというわけです。今回の件は、スタートアップ企業では社員が重要なステークホルダーだということを示す一方、二重構造のコーポレートガバナンスの問題点を浮き彫りにしています。
昨晩Xでスクープ記者による要求が通らないと辞めるぞ書簡を見ました。

流れとしては、サムとグレッグが辞めた後、暫定CEOのミラとCOOが最後まで取締役会とサムらを取り戻す交渉をした様子。しかし叶わなかったのか、ミラまでCEOを辞めさせられ、奮闘虚しく元Twitch社長でエメットを暫定社長に据えます。

ここでX上で、ミラ始めとする社員が「OpenAIは人がいないと無」というようなツイートを投稿し、サムが次々と❤️で引リツ。
仕舞いには、首謀者であったイリヤも自身の行為が愚かで浅はかであったことを告白し、サムに戻って欲しいと投稿。サムがまたしても❤️で引リツ。

からのこの社員全員やめる書簡です。要求としては、シリコンバレーではよく知られるやり手経営者ブレット・テイラーと政治家?であるウィル・ハートを取締役会に入れて欲しいとのこと。まだまだ騒動は長引きそうです。

AI開発者マーケットでは強靭だったはずのOpenAIが、まさかの内部崩壊という形で実体が剥がれ落ちています。
OpenAIの750人従業員のうちイリアを含めたほぼ全員がSam AltmanとGreg Brockmanを戻さないと退任してMicrosoftに転職すると取締役宛にレターを出したみたい。

サムのMicrosoft就職は反対派取締役会対策か。近々、サムとグレッグのOpenAI復帰がアナウンスされると思う。

マジでサムがMSの社員になるの?? って驚いたけど、こういう戦略なら理解できる


あっ、ちなみにOpenAIの従業員はセカンダリーでSOを800億ドルのバリューで売却できる契約が進んでたのが、このクーデターで無くなりそうなので必死になってる人も多そうですw
優秀な社員は株主よりも力を持つ?! 競合他社への転職制限はカリフォルニア州法上では無効

会社は誰のもの? 少なくとも会社法上では明確に株主のものです。

一方、スタートアップの最大の資産は多くの場合は社員です。大半の社員が一気に抜けてしまうと、そのスタートアップの価値はほぼ無価値になりかねないリスクがあります。

また、スタートアップの優秀な社員の大半が別の会社に移動すると、OpenAIのライバル会社が立ち上がってしまう可能性があります。

また、競合他社への転職制限はカリフォルニア州法上では無効なので、上記のようなことも可能になります。

優秀な社員は株主よりも力を持つ、会社法上でも新しいダイナミッスを体現しているのではないでしょうか。
当然こうなると誰もが思う展開になって来ました。アルトマンを追い出す決定をしたOpenAIの経営陣がこの展開を予想出来なかったとしたら、それはあまりに幼稚だというもの。その時点で取締役会を構成するメンバーとしての資質を問われても仕方がないと私は思います。こうしたことが起こるのは、OpenAIがその影響力と釣り合わないほど若い会社(事実設立は2015年)で、かつてのGoogleにおけるエリック・シュミットのような知恵を持つ存在がいなかったことが招いた悲劇だと言わざるを得ません。
ステークホルダーによるガバナンス。AIは特に人的資本が重要。だからこそ、従業員ガバナンスは日本のよくあるケースと比較しても圧倒的に効果的。特にOpenAIについては株主ガバナンスが機能していないから、それを監督するのは社会(OpenAIが言うところの人類)とそこで働く従業員。

トピックスでは一旦顛末と書きましたたが、まだまだドラマは続きそうです。ガバナンスを考える上で、会社のあり方を考える上でこの上ないケース。注目していきましょう。

<OpenAIの顛末をガバナンス ・ストラクチャーから考察>
https://newspicks.com/topics/Startup_Finance_Murakami/posts/61?ref=TOPIC_POST_MANAGEMENT_VIEW
サム・アルトマン氏がOpenAIのCEOから解任。速攻でマイクロソフトのナデラCEOは、アルトマン氏を招聘し、同社のAI研究チームを率いると発表。続いて、アルトマン氏と共同創業者グレッグ・ブロックマン氏を受け入れ、両氏が新たな社内人工知能(AI)チームを率いるる表明しました。

その後、オープンAIの従業員およそ770人のうち700人ほどが辞任要求。

週末をまたいだ数日間に起こった出来事で、怖いほど即効性の高いアメリカ社会を垣間見ました。
からの、7時間前の verge の記事では、「サム・アルトマン氏はまだOpenAIのCEOに戻ろうとしている。同氏のマイクロソフトへの移籍は決定事項ではない。」としています😇 色々ありすぎて、もはやバチェラー(恋愛リアリティ番組)観てる気分になってます☺️

参照:
Sam Altman is still trying to return as OpenAI CEO
https://www.theverge.com/2023/11/20/23969586/sam-altman-plotting-return-open-ai-microsoft
でも、マイクロソフトはOpenAIに100億ドル出資しているので、仮にOpenAIの社員がマイクロソフトに移籍しても、無償ではないのではないかと。

今のままだと、マイクロソフトが100億ドルでOpenAIの社員を吸収するか、マイクロソフトが100億ドル+αでOpenAIを買収するか?どちらかでしょうか?
米国の長期金利の低下で、ハイテク株が好調なことも背景にありますが、マイクロソフトの株価は、過去最高値を付けています。
Twitter(ツイッター)は、アメリカ合衆国、カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くTwitter, Inc.のソーシャル・ネットワーキング・サービス(情報サービス)。「ツイート」と呼ばれる半角280文字(日本語、中国語、韓国語は全角140文字)以内のメッセージや画像、動画、URLを投稿できる。 ウィキペディア

業績

マイクロソフト(英語: Microsoft Corporation)は、アメリカ合衆国ワシントン州に本社を置く、ソフトウェアを開発、販売する会社である。1975年にビル・ゲイツとポール・アレンによって創業された。1985年にパソコン用OSのWindowsを開発。1990年にWindows向けのオフィスソフトとしてMicrosoft Officeを販売。 ウィキペディア
時価総額
425 兆円

業績