閉じこもるな。人事は企業の“コミュニケーター”だ
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注目のコメント
記事内容に同意します。優れたプロダクトもゲームを変えるイノベーションも「ヒト」からしか生まれない。そして、そこにヒトを突き動かすものこそ「この仕事と深く関わりたい」というエンゲージメントであり、「自分もそうありたい」という組織の存在意義、いわゆるパーパスのようなものへの共感なんだと思っています。
そして、これはどこで育まれるのかと言えば、やはり組織のファーストラインであり、つまりは現場・日頃のマネジメントに他ならないのはでないでしょうか。故に、ここに人事がどう絡んでいくか。ウチで言う「マネジメント」とはどうあるべきか、そのためにはどのような環境・仕組みが必要なのか。そのクォリティをどう維持・向上させるのか。まさに「人事が目立つ」腕の見せ所だと思います。頑張って!「人中心の経営」「人こそ資本」と昨今多くの経営者が発信をしていますが、なぜ従業員の投資に注目が集まっているのか。たしかに従業員に、やる気が漲っている会社は成長しそうと漠然とは理解していますが、その真意や時代背景とは何か。
石川善樹先生に「ウェルビーイングと事業成長について」守島基博先生に「個の成長が求められる時代背景と組織変革」味の素さんに「2030年に向けてどんな人事戦略を行っているか」
伺いました。興味のある方はぜひお読みくださいませ。Indeed社が実施した世界最大規模のウェルビーイング調査によると、
「Q:あなたのウェルビーングには何が大事だと思うか?」の第1位「フェアな給与」だったのに対し
「Q:ウェルビーング度に実際に影響していた要因は?」の第1位は「会社への所属感」とのことで、すごい参考になりました!!
ただこれは、一元的には語れない類の問題だと思います。
ハーズバーグの理論(不満を感じる要因と満足を感じる要因は違う)でいくと衛生要因の問題をクリアした状態が前提になること。
「フェアな給与」なく「所属感」だけは感じるのでウェルビーング度が高くなるとは思えませんし、
「人間としての尊重」なしに「所属感」は成り立たないと思いますので、
安易に所属感だけに集中した施策にならないことを願います。
また、商工中金のデータによると、社員のウェルビーイングが高い企業のほうが以下の通り売上高の成長率が高い傾向にあることがわかっているとのこと。
※売上高成長率(3年平均)が、下位25%では0.5%、上位25%では4.7%
って、この結果の差って低すぎませんかね?!
個人的には仕事は人生の一部と考えているので、エンゲージメントやウェルビーングを探求したいと思いますが、経済性だけでみると費用対効果の低い施策に見える。