信越化学、半導体関連材料で台湾に新工場 130億円投資
日本経済新聞
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フォトレジストは、半導体材料の中でもキーで、日本勢(JSR、東京応化、富士フイルム、信越)が特に先端領域(ArF以降)だと独壇場。生産も国内がほとんどだったと思うし、信越にとっては、記事にあるように初の海外生産。半導体・液晶は、日本勢が強いが海外顧客の方が多いために、3.11以来、災害リスクなどが指摘されていたエリア。
それ以外に、極めて微細な摺合せを必要とするエリアなので、現地で生産して、顧客サイトで使いながらすぐ調整するというサイクルを早くするという側面もあるだろう。フォトレジストの増産。信越化学にとっては直江津工場についで2拠点目。フォトレジストは信越化学や、東京応化工業、JSRなどの日本メーカーが世界市場のシェアの約8割を占める。みずほ銀行産業調査部によると、信越化学の2013年の推定シェア(数量ベース)はKrFエキシマレーザー用やArFエキシマレーザー用で25%となっている。
「信越化学は半導体製造に使うフォトレジストの需要が今後数年間に年率10%程度増えるとみており、新たな設備投資に踏み切った。」とのこと。その需要をどのような方法で推計されたか、気になります。