米FRB 2会合連続利上げ見送り パウエル議長会見
NHKニュース
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トレンドとして利上げは最終局面にあるという理解で良いと思います。過去の実績では、利上げは政策金利、2年国債金利、10年国債金利が重なる局面で終わっています。現状はこの条件をほぼ満たしているということです。利上げがあと一回あるかなないかなどの些末な動向より、多きなトレンドを見て、ビジネスや投資の判断に役立てることが肝要だと思います。
この結果に加えて、経済指標の予想下振れも相次いだことから、米国の長期金利は低下し、ドル円レートもややドル安円高調整となりました。
やはりFRBはここ元の長期金利上昇の影響をかなり警戒しているようで、今後の雇用・物価統計次第ですが、FRBが既に利上げ打ち止め入りしている可能性を高める内容だったと言えるでしょう。パウエル議長の記者会見読み上げ文は、昨年3月以来の累計5.25%の利上げがようやく効いてきて、住宅や設備投資を抑制していることを認め、個人消費支出インフレ率がほぼ想定どおり低下してきたことを歓迎しています。
「数か月の良いデータだけでは、インフレ率が目標に向かって低下しているとの確信を取り戻すために必要なことの始まりに過ぎない」という留保条件はつけていますが、利上げがインフレ抑制に効いてきていることを議長が認めたかたちです。これを受けてマーケットは一安心し、10年長期金利が0.2%ポイント低下しました。