イスラエル軍「攻撃強化」 ハマス、人質解放準備主張
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ハマースは人質を交渉材料として、米国やヨーロッパ諸国がイスラエルに影響力を発揮することを狙っています。
イスラエルは、人質がいても攻撃をためらうことはないので、イスラエル人の人質を使って攻撃を遅らせることはできませんが、欧米人の人質は効果があります。
しかし、イスラエルは、結局は欧米人の人質がいようが、攻撃を始めるでしょうが。
なお、タイ人やフィリピン人の人質は、人数はいても、何ら効果がありません。日本人の人質が全くいないのは幸いでした。
ハマースが無償で人質を解放することはありえず、基本は、「今後イスラエルが攻撃してこないのであれば、人質を全員解放する」というのが交換条件です。
これだと、殺しても人質をさらってくれば、どうとでもなる、ということになります。
イスラエルは断固拒否しています。
ハマースは、今のところ、人質を小出しにすることで、時間稼ぎには成功しています。
イスラエル陣営も、イラン・ハマース陣営も、時間を稼ぐことで、同盟者からの支援体制をさらに充実させることはできます。
ただ、諸外国の世論ということからいえば、時間稼ぎはハマースに有利に働きます。
2週間前に1300人死んだことなど、諸外国の世論はもう忘かけているので、1か月も経つとどこの国もイスラエルを助けてくれなくなります。現在、イスラエル軍はガザへの空爆を繰り返しているが、これは市街戦になった時に高いところから攻撃できないようにするための措置とみられる。ヨルダン川西岸への空爆もシリアの飛行場の空爆も背後をとられないようにするため。
ガザ地区住民が報復攻撃で犠牲になることを承知でハマスが1400人もの民間人を殺すテロ攻撃をイスラエルに仕掛け、人質を取ったことだけは確かでしょう。そうだとすると、人質を取ること自体が軍事作戦の一環で、その返し方も軍事的な駆け引きの一環です。ハマスの思惑にイスラエルが易々と乗るわけにいかないだろうことは、分からないでもありません。ガザ地区住民は、ハマスにもイスラエルにも犠牲を強いられているわけで、悲惨なことではありますね・・・