（基礎情報整理:スタートアップ）なぜブラジルでフィンテックが盛んなのか？

コメント

注目のコメント

• 竹下 幸治郎

  （ホルへ・タケシ）拓殖大学 国際学部 教授

  ・2023年10月20日

  前回、アマゾン川で感じたキャッシュレスサービスの進化をふまえてブラジルのスタートアップ特にフィンテックにフォーカスしてみました。長くなりましたので（その２）としてもう一本、数日以内にアップします。
• 濱田 利博

  外国にルーツを持つ中学生に日本語を教えて5年目です 個人

  ・2023年10月21日

  フィンテックにより、治安ワースト5に入るブラジルならではの、「安心」効果も見逃せないのですね。
• 吉崎 雅貴

  拓殖大学 学生

  ・2023年12月20日

  ブラジルでフィンテックがなぜ盛んなのか、それは以下の4つが原因だと考えた。まず1つ目は、銀行の普及率の低さにある。ブラジルでは銀行口座を持っている人の割合が少なく、銀行サービスにアクセスできない人が多いため、フィンテック企業が金融サービスの提供を通じて市場の大きな需要を満たしている。フィンテックは、銀行に代わる手軽で柔軟な金融サービスを提供することで、銀行口座を持たない人々にもアクセス可能な金融サービスの提供を可能にしたことが原因の一つだと言える。2つ目は、端末での支払い方法の普及であるブラジルではスマートフォンの普及率が高いため、端末での支払いが急速に普及している。フィンテック企業は、モバイル決済アプリや仮想通貨などを通じて、顧客に便利な決済手段を提供している。3つ目は、低コストで利便性が向上しているところである。フィンテック企業は、テクノロジーを駆使して効率的なサービスを提供することを可能にした。銀行と比べ、フィンテック企業は運営コストを抑えることができるため、銀行よりも低コストでサービスを提供することが可能である。また、フィンテック企業はオンライン上でのサービス提供が主体であり、顧客は時間や場所を選ばずに利用することができるため、利便性に優れている。４つ目は、政府の支援があるからである。ブラジル政府はフィンテック企業の成長を支援しており、規制緩和や税制優遇措置などを通じて、フィンテック企業の発展を促している。政府の取り組みはフィンテック企業の進出を後押しし、市場の活性化に寄与している。以上のこと、またブラジルの治安の悪さというところから生まれた安心だろうという不確定要素のある心情がフィンテック企業が盛んになっている原因だと考えた。