“ガザ地区北部 全住民の退避必要”イスラエル軍から通知 国連
NHKニュース
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多くの戦争では、都市などの民間人居住地域を攻撃する前に、一定時間以内に退避することを警告します。
これは、
・自軍が民間人を攻撃しないという規範を守っているという宣伝
そして、
・警告時間を過ぎてもその地域に残っているのはすなわち戦闘員であるから、攻撃を開始しても民間人を攻撃したことにはならない
という証拠を残すためです。
ガザ地区北半分というと、100万人がいて、24時間後にそこに残っている人間は、無条件にイスラエル軍の攻撃対象になります。
ガザ地区北半分の住民は、ガザ地区南部に逃れるか、隣接するエジプトが国境を開いてくれれば、エジプトに逃れるでしょう。
もっとも、24時間で100万人を避難させるというのは、日本の行政でも大変なことで、人員も行政能力も無いハマースが主導して整然と避難させる、というのは無理でしょう。
地下トンネルを拠点に、イスラエル軍を待ち伏せて市街戦を準備しているハマースが、住民を避難させることに積極的に時間と労力を割くとも思えません。国連がイスラエルから市民退避の通告を受けたのはガザの行政機構が脆弱で市民に伝達するすべが限られていること、そして国連UNRWAが運営してきた学校が多くの避難民のシェルターになっているからだろう。
ブリンケン長官と英スナク首相が民間人の犠牲を懸念しているので配慮したつもりだろうが市民は逃げようがない。イスラエルはすでにガザの3600カ所へ6000発を撃ち込んだ。イスラエル軍による陸上作戦が近いということなのだろうが、恐らくこれではガザの民間人に多数の被害者が出るし、ハマスに誘拐されたイスラエルや諸外国の人々にも犠牲を強いる可能性がある。