2023/10/11

【直撃】｢ボスコン｣から決意の転身。Microsoft日本社長の素顔

中川 雅博
NewsPicks 編集部 記者
「なんと、津坂さんがマイクロソフトに！」「これは神人事では」
今年1月、日本マイクロソフトの社長人事が発表されると、ネット上がざわついた。
新たに社長の座に就いたのは、コンサルティング会社大手・ボストン コンサルティング グループ（BCG）本社で長年経営幹部を務めた、津坂美樹氏である。
米ハーバード大学を卒業し、BCGの東京オフィスを経て、約20年にわたってニューヨークで勤務。
グローバルの経営会議メンバーや最高マーケティング責任者など、BCGの経営層に名を連ねた数少ない日本人だ。
コンサルティング業界では世界レベルで、その名が広く知られている。
そしてマイクロソフトに入社した今年2月は、くしくも「生成AI」が大きく盛り上がった時期だった。
40年近くのキャリアで初めて「転身」した理由から、生成AI時代の日本での戦略まで、津坂氏に余すところなく話を聞いた。
INDEX
  • 35年を過ごしたBCGを退職
  • 「社長」をやってみたかった
  • コンサルもテクノロジーが欠かせない
  • 日本法人、気づけば巨大企業に
  • ナンバーワンになれていない
  • 日本市場をとことんアピール

35年を過ごしたBCGを退職