61Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
風力がもたらすエネルギーは、風車の回転部分(ローター)の直径の2乗に比例するので、直径が3倍になればエネルギーは9倍になります。この原理もあり巨大化させるインセンティブは大きくなります。タービンの発電容量が近々に大きくなる事を見越して応札をしている事業者も多くいます。ただ技術的なリスクが高まるほか、補修費も大きくなります。
また、洋上風力発電所が建設できる浅瀬の場所が少なくなってきていることから、深い場所でのプロジェクトも増えて建設コストの高騰につながっています。
もう一つの風力発電が抱えるリスクは風速です。
発電量は風速の3乗に比例するので風速の変化以上に発電量は影響を受けます。最近では2021年は風速が遅く化石燃料への依存が高まりました。

余談ですが、タイトルには言葉遊びで「嵐」が使われていますが、嵐が実際に起きた場合(風速25m/s)には風速発電は自動的に止まります(台風などを予測できる場合には事前に止めます)。したがって本当の嵐の心配をする必要はあまりないです。。
エネルギーを含む製造事業において、製造コストは主に原料の供給量に比例する変動費と原料の供給量に依存しない固定費にわけられますが、大型化、大量生産によって製造(今回は発電)コストをさげる(大型化しても固定費は変わらないため、製造製品あたりの製造コストがさげられる)のは常套手段です。他方、あまりに大型化が進むと、対応できるメーカーや、建設業者などが限られ、競争原理が働かずに建設コストが上がってしまい、結果として製造コストが下がらないと言うことはよくある話です。簡単な話の様に聞こえますが、多くの条件が複雑にからみあっているため、最適点を見出すのは非常に難しいです。
今エネルギー省のプロジェクトでやってるのは140m想定してますよ 型の方の設計ですが

「タービンの大きさは10年ごとにおよそ2倍になり、2021年と22年に稼働した最大級のタービンはブレードの長さが110メートル、出力が12─15メガワット(MW)もある。」