【vol.08】中国・欧州・米国。誰が「グーグルの敵」なのか?
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注目のコメント
【無料公開】連載最終回は、グーグルと国家の関係について、いくつかの論点を紹介しています。ぜひ、みなさんのご意見を伺いたいです。
個人的には、「忘れられる権利」のようなプライバシーの問題にどう対応するかが、グーグル(と私たち)の今後を決めると思っています。仕事にせよ個人にせよインターネットに少しでも携わる人なら『第5の権力』はマジで必読。とあるMBA卒業生の勉強会に講師として呼んでいただいて『第5の権力』についてサマって講義した時にも話したのですが、本書はGoogleの壮大なポジショントークであり誤魔化しも多分に含まれてることには注意を払う必要があります。
本書では第5の権力の主権者はコネクティビティが高まった"You"(個人)であるとしてますが、真の主権者は明らかにGoogleやAppleやFacebookなどのバーチャル帝国。ぼくらはその掌に転がされているにすぎません。グーグル税は今後世界各国で適用されてきそう。でもやはりここ最近の同社の投資分野を見てみれば全て国がやるようなことに近い。ネット回線を届けたり、スマートシティ構想の一つの自動運転車など。第五の権力が確立されるにつれ、グーグルとかに国の税金を使ってもらっては?と思うほど。