テレワークの定着は企画系ホワイトカラーにかなり偏っているので、経営企画や管理部門の人員はもうこれからもテレワークを主にするということでしょう。

テレワークは他部門連携がしにくくなるリスクがありますが、富士通の例ではラインに近くなり、本社と現場の心理的距離が縮まるというメリットも勘案されていそうです。

すでに名刺に載っている汐留本社へは月に1回いくかどうか。という状況の中、「名刺の住所を変更しないといけないな」程度のインパクトしかありません。
テレワークが当たり前の中、どこで仕事をするか。よりはどんな仕事をするか。でどこを選ぶか。という時代に変わってきています。

工場がリモートワークになるわけがないので、本社機能が人のいる工場に移るのは必然です。
まさに働き方革命が起きている気がします。
リモートワークで効率が悪くなるのか、いい人材が取れるようになって効率が上がるのか、将来どうなるのでしょうね。

本学のキャリアの講義で、企業見学を行っているのですが、コロナ禍の間は遠隔での社員の方との懇談会のみの実施となっていました。今年、見学を再開するにあたって、企業様に現地での見学の可否を伺ったところ、企業により回答が異なる結果となりました。リモートワークが進んでいる企業様は、現地に来ても社員がいないということで、見学は見送りということにもなりました。働き方は、やはり変化しており、このようなオフィスへの考え方なども変わってくるのではないかと思います。

富士通は、本社を置く東京・港区の大型ビルから退去し、神奈川県の川崎工場などに本社機能を移す方針を決めたとのこと。