スマートスピーカーとの相性が良いかもしれないということはずっと思っていました。いまのスマートスピーカーは登場したときはたいへん騒がれたものの、出来ることの少なさに今はそんなに騒がれていないように思います。

あと、音声対話システムと一往復以上の会話のやり取りは、劇的な業務改善に繋がる可能性があります。手を使えない状況での端末等の操作はもちろんのこと、例えばヒアリングなどもできます。ある現場では毎日仕事の後一時間以上かけて日誌を書くことがあるそうですが、そんな作業も端末に向かって話しかけ、生成AIが要約して間違いがないか確認するだけとするだけで大変な労力と時間が節約出来る可能性があります。

雑談を無限に続けられそうですね。

ただ音声入力は、テキストでの指示のようにプロントの細かいチューニングは難しいです。なので、用途に応じて事前にプロンプトチューニングが仕込まれた各種サービス(Alexaスキル)が増えるでしょう。

スマートスピーカー/音声アシスタントとLLMの相性が良さそうなのは、割と皆思っていたことなのではないかなと思います◎

従来のAlexaは、他スマートスピーカーと異なり、Amazonサービスの満足度向上や購買に繋げることに重点をおいたシステム設計 (受け答え) をしていた印象があるので、それが今後どのように変化していくか注目したいですね🙂

テキストでのコミュニケーションを苦手とする人は少なくなく、音声やジェスチャー、スケッチなどマルチな入力方法に対応すべきとは以前から指摘されていたことです。
例えば作文は苦手だけど会話は得意だという管理職はAlexaに「こういうことが伝えたいんだ」ということを一通り話して、それをAIがテキストにまとめて部下にメッセするようなオペレーションがありえます。

すでにユーザー規模があり、データの溜まりやすいAlexaが取り組むことで早期のプロンプトチューニングを実現しやすいものと思います。
またデータ構造の持ち方を設計するのが大変ではありますが、利用者を理解することでハイコンテキストなやり取りが実現する可能性もあり、攻殻機動隊に描かれるような近未来エージェントの誕生に胸が膨らみます。

Alexaに生成AIが導入されるのを期待していました！！
タイピング入力よりも音声伝達の方が、より生活になじみやすいですし自然です。家族が一人増えるような感覚です！

スマートスピーカーに生成AIが組み込まれることで、今後社会は音声中心の世界にシフトしていくでしょう。
PCやスマートフォンも音声入力や音声操作に対応していくことで、私たちの生活は一変します。当然デバイスの形も変化するでしょう。
音声中心の生活になると、イヤフォンは生活する上で必須アイテムになりますね。
一方で、PCの前にずっと座っていなくてもよくなるので、人々の体調も良くなり外に出る機会も増えるかもしれません。

音声と生成AI。SF映画の世界の話だったものが、一気に実現していきますね。

この記事から注目したいのは、人が購買に向かう検索の流れの変化

アレクサ→◯◯→◯◯→購買

この、◯◯が何か？をちゃんと見ておかないと、購買されるルートから外れてしまう。

これまでは、
アレクサ→Amazon→購買
だったと思うが、

AIによって、往復のやり取りができるようになってしまうと、、

「アレクサー、なんか面白いことないかなー？旅行とか？」

アレクサ「それでは、シアター（テレビ）におすすめの旅行を映していきますね。気になるのがあったら、言ってくださいね。」

これは、イメージですが、もう実現できてしまうこと。。

旅行コンシェルジュ化してしまったアレクサがある時、人はGoogleを叩くのだろうか？

テスラだと新機能は今まで納車した車にも対応するのですが、Alexaの場合はどうなのだろうか。

日本メーカーがよくやるように、新機能を新製品の販促に使うようなことは、ユーザーとしてはして欲しくないですね...

待ってました！
"Alexa, let's chat" をトリガーにLLMモードが起動し、家電操作やスケジューリングまでも対話型で可能になるというもの。
やっぱりどうしても今のシステムだと、対話型とは程遠く音声コマンドにすぎなかったのが、この機能搭載でどれだけ意思疎通がスムーズにできるかたのしみ。

米国市場では7割を超えるマーケットシェアを誇るアマゾンアレクサ。これまでは「音声AIアシスタント」でしたが、これが生成AI化すると、利便性は格段に向上するとともに、生成AI市場でアマゾンのポジションを一気に挽回することになると思います。日本での一刻も早いサービスローンチを期待いたします。