PayPayがNISA参入へ ポイント付与も検討、「第三極」狙う
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PayPay証券は、前身であるOneTapBuyの頃から、証券投資のハードルを下げることをコンセプトにしていました。そういった背景からもNISAへの対応は必然かなと思います。リッチクライアントを使うような上級トレーダーではなく、基本的に積立長期保有されるような個人投資家層と、PayPayアプリは相性が良いのではないでしょうか?
PayPayを立ち上げた時からスーパーアプリ、証券への参入は検討していたはずなので、参入自体は既定路線。問題は「いつ」「どんな戦略で」という点だと思います。
時間をかけてじわじわ口座開設だと、証券口座は楽天が業界最速ペースですがそれでも年100万口座レベル。おそらくそれを凌駕するペースでの拡大戦略を考えているはずで、まさにPayPay普及の再現を証券で狙うような還元マーケティング戦略。
あとは来年新NISAが始まるので世間の注目は高まるのをマーケティングで活用するとか、楽天証券が上場するタイミングを狙い撃ち。
何気に楽天証券の決算情報がちゃんと開示されてるので、SBI含め競合の状況を知った上で戦略を立てられるのがポイントですね。競合2社に迫る連略は、モバイルでも実証済みの孫さん、ソフトバンクグループの得意分野ですし。
余談ですが、証券覇権を握るような大きな勝負に思いますが、なぜこんな面白いテーマがあるのに小澤元社長は退任したのでしょう。Zホールディングスに証券拡大を任せられる人材がいますかね?LINEはこの分野苦戦しており、その失敗体験はあるかもですが、大胆な戦略出せそうな実績のあるPayPayチームの方が期待値高い気もします。証券は規制産業ですから、チーム分けがちですが、本流のPayPayチームがオーナーシップ持って、決済のユーザー体験を損なわない形でやった方がいい気もしますし。今は出澤社長大勢、その辺りの力学はどうなってるんでしょうね。
すみません、内情知りませんので、好き勝手書いてしまいました。とはいえ、このタイミングどういう点には色々狙いと物語がありそうです。NISAはこれまでずっと泣かず飛ばずでした。その原因は制度の複雑さと、何よりもその不安定さにあると、ずっと思っていました。そしてその背景には「非課税は特例であるべきで、そうであるが故に時限的措置であるべきだ」というこの国にこびり付いた発想と「投資は金持ちがやるものだから、優遇すべきではない」という決めつけがある、というのが私の理解です。
今回の「NISA恒久化」は、その悪しき基盤を揺さぶったのだ、と思います。その結果の一つが、PayPayのNISA参入だと理解すると、分かりやすいと思います。