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狭き門をくぐり抜けろ!ボスコンエリートへの道
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米国は本年6月の外国為替報告書で日本を為替監視国から外しています。①財・サービス貿易黒字額、②為替介入の継続性、③為替介入の規模が判断の基準ですが、昨年末の急激な円安時の介入を除けば為替介入を行わず、残る財・サービス貿易黒字額も資源高と円安で急速に縮小したが故でしょう。
独り勝ち状態の中でドル高が進む米国ですが、インフレを抑えつつ経済を軟着陸させる上でドル高は必ずしも悪いことでなく、「為替レートの水準に影響を及ぼすことでなく、ボラティリティーを滑らかにするスムージングが目的であれば、理解できる」というのは上記の3基準に照らして妥当な反応だろうと感じます。
我が国が一人当たりGDPで米国を凌駕し規模で米国の半分に迫った時代と違い、今や一人当たりGDPは米国の半分以下で、規模も米国の2割にすら達しません。急激な円安で貧しくなる同盟国に圧力を掛ける必要性は乏しく、お好きにどうぞといったところじゃないのかな (・・?
緻密な摺合せで介入余地を広げる当局の努力は大事なことで、揶揄するつもりはありません。それはそれとして、円安の根本的な原因が貿易収支の悪化を含む我が国の経済力の低下にある中で、限りある外貨準備を使ってどこまで円安を抑制できるものなのか。通貨の強さは国の強さの反映です。伝家の宝刀を再び抜いて一時的に円高方向に押し戻しても、再び円安に流れるようなら、世界の中で円と日本経済への信頼は落ちて行く。そちらの方が気掛かりです (・・;
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「ボラティリティーを滑らかにするスムージングが目的であれば理解できる」・・・。相場変動の激しさを示すボラティリティは最近の147円台での膠着も踏まえて低下しています。この発言はアメリカが介入を容認したというより、ボラティリティが高まらない限り、介入は容認しないと釘を刺されたとの受け止めも可能です。この報道後に148円台まで円安が進んだ値動きに照らせば、市場が後者と受け止めた可能性があります。いずれにせよ現在は7月以降のドル高地合いが続いています。FOMCの結果にもよりますが、こうした地合いでの円買い介入に円安抑制効果はあまり期待できません。
イエレン米財務長官は19日、日本の通貨当局による円相場下支えの外国為替市場介入について、為替レートの水準に影響を及ぼすことでなく、ボラティリティーを滑らかにするスムージングが目的であれば、理解できるとの認識を明らかにした、そうです。
本日はこれに対する神田財務官の発言もあったようです