米アマゾンが無人機利用で当局批判、試験飛行「承認遅すぎる」
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FAAがここまで慎重なのは主にプライバシーの面、公共安全の面、法律の面と大きく3つあります。
プライバシーは言うまでもありませんが、カメラを装着したドローンによるストーカー行為やら監視など、起こり得る悪用をある程度抑制するという目的で厳しく取り締まる必要があるとの事です。
公共の安全に関しては、既に旅客機/小型ジェットと民間で使用されているドローンの衝突事故が何度か起きそうになっている事と、操縦ミスによる人、もしくは建物との衝突などを考えての規制です。他にも爆弾を取り付けたりと、テロにも使われ兼ねないですし。
また車の交通ルールと違い、比較的新しい技術の公的使用に対する法律がまだできてないというのも大きな理由でしょう。
これらをふまえるとFAAが承認に時間をかけたのもなんとなくわかると思います。個人的にはそもそもAmazonの考えるドローンの商業利用は課題が多過ぎて、試験飛行も何もない気がします…。
Amazonが脅しをかけたところでアメリカでは森の中の木でしかありませんし。
また余談ですが、アメリカのお役所の手続きの処理の遅さは日本と同じ、もしくはそれ以上に悪いです。でもアメリカの何が凄いって新しい産業を創るために多くの新興企業が手を組んでいる、ということ。3DロボティクスやAmazonはDCでSmall UAV Coalitionという政治家らにドローンの可能性を啓蒙するロビイスト集団を結成したり。先日のドローンイベントレポ。
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