投資枠復活、悪用の恐れ 回転売買懸念、金融庁が監視強化―NISA
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なにかにつけて「転ばぬ先の杖(≒事前規制)」を求めたがるのが日本の常ですが、それでは自己責任でリスクをとって挑むビジネスが出来ません。個人の投資についても同じこと。
高が「年60万円(月5万円)の購入を30年続けると上限に達する」1800万円程度の枠の話です。回転売買で手数料を稼ぐ証券会社の手法を是とする訳ではないですが、組み込みを認めた資産の手数料等を明確にして、各自が払った手数料が分かるようにしておけばいい話じゃないのかな・・・ それよりも、何ゆえ運用コストのかかる投資信託等のみが組み入れ対象なのか。もっと自由に投資できるようにして欲しい f(^^;NISAの枠内で売却→新規購入を認めているのは、本来投資家のリスク回避が目的であって、証券会社に回転売買で小銭稼ぎをさせるためではありません。ルールが適切に運営されているかをモニタリングし、おかしなことが起きていれば是正の手を打つのが金融当局の仕事なので、これは当然の動き。本来の目的である若者の資産形成のための長期投資が行われていないことが明確になれば、いったん恒久化されたNISAの制度自体が廃止になる可能性だってあるはずです。
そうならないように、金融庁も金融機関もしっかり仕事をすべきです。回転売買の監視については、新NISAの発表時から資料に記載されているので、新しいことではないです。一般NISAができた時に回転売買の推奨が行われ、結果として顧客のリターンがマイナスとなりNISA制度の利用が伸びませんでした。それを解決するためにできたのがつみたてNISA。こちらは長期積立分散投資を啓蒙することで、口座数が右肩上がりに伸びてきました。新NISAで一般NISAの轍を踏まないようにするのは、必要なことだと思います。