習中国主席、G20サミット欠席 李強首相が代理出席へ=関係筋
コメント
注目のコメント
重要なのは背景と意図だと思います。
習主席は最近も外遊していますから、国内問題が山積していて離れられない、あるいは、健康に重大な問題ありといった理由ではないでしょう。スケジュール調整はいくらでもできる。優先順位の問題。
最近米国との関係を深めるインドという地で開催されるG20という会合に自ら参加したくないのかもしれません。身の置き場、立ち振る舞い方といった観点から「不都合」だという判断を下した可能性は十分あると思います。
「中国の国家主席は安易に出席しないのだ」という面子、尊厳的なものを上から示そうとしているようにも見えます。まあ子飼いにしてきた李強を送り込めばいいと。バイデン・李強会談というのも面白い。
となると、米中首脳会談(が開かれる可能性)はAPECが開かれる11月のサンフランシスコに持ち越しですかね。予想していたより不動産バブル破裂による経済の悪化が急激で深刻なのかもしれません。習近平には悪い話は届かないと言われていますが、とうとう悪い話が届いたのでしょうか。日本の処理水に対する理不尽な抗議も、これまでの正確な情報を与えない反日教育が実って中国国民自身の処理水への怒りが高まり、政府が抗議しないと政府に対して怒りが暴発するのを恐れて、振り上げた拳を下ろせないでいるようです。しばらくは中国国内の動きがどうなるか、また外に民衆の怒りを逸らすために次は何をやってくるのか、注意が必要です。
独裁的な指導者が会話を閉ざして自国に閉じこもってしまうことに一抹の不安を感じます。
他国の要人と会ったところで何も解決しない可能性が高いのは事実だとしても。